ゴードン・マレーあってこそのマクラーレンF1!

マクラーレンF1、このクルマ、このストラクチャーは特にブラバムで名を馳せたゴードン・マレーだからこその作品だったのだ!ゴードン・マレー、マクラーレンのジョン・バーナード作MP4初期シリーズの改善には全く絡まなかったようだが、ブラバムでの考察や技術とBMW他のコネクションがフルに動員された。

F1の技術とは言いながら、バカなカネ持ちが乗る市販車はF1と異なる点がいっぱい。乗員は1人ではないし、タイヤサイズは違うし、サスペンションアーム長も違う、タイヤはスッポリ外板に隠れる。センターステアリングは一般公道では右折左折共にデメリット、誰か1人乗せると左右荷重配分が変わる。BMWエンジンとは言いながら、完全な市販車750用のM70のSOHC5リッターV12をチューニングしたDOHC6リッターV12。BMWブラバムに供給した、700馬力以上のDOHC1.5リッター直4ターボでも、90年当時の約リッター200馬力となる700馬力近くのDOHC3.5リッターNAでもない。バカなカネ持ちや連れのバカオンナ昇降のため、インセクトドア、面積が大きく開く。グループCカーのような、最小限開口とは全く異なる。今の車幅膨れたクルマ達に比べれば、狭い部類になりつつある。

カーボンモノコック、ライフは不明だ。毎戦オーバーホールして走るため、F1技術は品質保証には疑問だ。決して、永年強度剛性を保証するモノではない。マクラーレンディーラーにそんな技術や設備があるか?オーナーがファイバースコープで確認するほどヒマか?

ソレは、MP4/12C以降のクルマでも一緒だし、オートクレーブ一体成型でなく接着を使っているため、更に弱い或は強度剛性劣化の可能性すらある。

まあ、損壊する時はオーナーも死んでるだろうが。

 

 

 

 

 

 

 

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F1コンストラクターが作ったロードゴーイングカー「マクラーレン F1」【スーパーカークロニクル/048】
6/28(水) 19:02 Yahoo!ニュース
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マクラーレン F1(McLaren F1:1993-1998)
 
マクラーレンカーズが初めて送り出した「マクラーレン F1」は、その後のスーパーカーの定義を大きく変えた。
自らの名を冠したレーシングマシンを製作し、F1を初め多くのレースで勝利を得たブルース・マクラーレン。1970年に事故死した彼の果たせなかった夢は、マクラーレンの名を冠したロードゴーイングスポーツカーを世に送り出すことだった。

【写真はこちら】1億円ものプライスタグが付けられたのも、納得できるハイパフォーマンスマシンだ(全5枚)

1992年、マクラーレン カーズ(現マクラーレン オートモーティブ)は、創始者の夢を実現した初の高性能市販車「マクラーレン F1」をモナコで発表した。エンジニアリングを手がけたのは、F1 GPマシンの設計でも知られるゴードン・マレー。デザインは、ピーター・スティーブンスが手がけた。

F1という名前が示すとおり、そのテクノロジーにはF1 GPマシンからのフィードバックが生かされている。カーボン(CFRP)製のモノコックフレームに縦置きミッドシップ搭載されるエンジンは、BMW製の6.1LのV型12気筒で、ヘッドを4バルブDOHC化して最高出力は627ps、最大トルクは69.3kgmを発生。当時「世界でもっとも出力の高いクルマ」として、ギネスブックに掲載されて話題となった。

組み合わされるトランスミッションは、エンジン後方に横向きにセットされた6速MT。最高速は400km/hに迫り、もはやRWDでは限界に近いパフォーマンスを発揮した。

中央に運転席を配するユニークな3シーター
スタイルもパワ-もアグレッシブだったが、けっして奇をてらったものではなく、とくにスタイルはスーパーカーのデザイン手法に則ったものだった。ただし、現在のマクラーレン車にも継承は、前ヒンジのディヘドラルドア(バタフライドアとも呼ばれる)を開けると、衝撃的なシート配列が目に入る。

中央に運転席を置き、その両脇に少し後方へオフセットした助手席を左右にセットした、特殊な3シーターレイアウトを採用するのだ。その理由は、1名乗車時の左右重量配分を適正化でき、しかもホイールハウスが邪魔しないので最適なペダル配置ができるメリットがあると説明されている。

エンジンルームの内側には、まるで人工衛星のような遮熱用の金箔が貼られ、排気系にはインコネル合金を、ボディ外板や構造材にはCFRPを採用するなど、コストを惜しまずに徹底した軽量化が図られ、車両重量は1140kgを実現した。1億円ものプライスタグが付けられたのも、納得できるハイパフォーマンスマシンだった。

マクラーレン F1はモータースポーツでも活躍し、1995年のル・マン24時間レースでは総合優勝を果たしている。しかも、上位5台のうち4台を占めていた。

マクラーレン F1 主要諸元
●全長×全幅×全高:4290×1820×1140mm
ホイールベース:2720mm
●車両重量:1140kg
●エンジン種類:60度V12 DOHC
●総排気量:6064cc
●最高出力:627ps/7400rpm
●最大トルク:69.3kgm/4000-7000rpm
●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・90L
トランスミッション:6速MT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前235/45ZR17、後315/45ZR17
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