ニッサンS30フェアレディーZ432R、箱スカGT-Rより好き!

ニッサンS30フェアレディーZ432R、昔の箱スカやケンメリのGT-Rやトヨタ2000GTよりも速いクルマらしいプロポーションやスタイリングをしていると思ったし、好きなクルマだった。

しかし、週刊少年ジャンプ連載、池沢さとしサーキットの狼」では、トヨタ2000GTは悪役隼人ピーターソンの愛車として公道グランプリ、ニッサンZ432Rは首都高暴走族魅死魔国友の愛車として筑波Aライ模擬レースに出た。箱スカ&ケンメリは壊れ役でしかなく、どれも不遇な描き方をされた。

Z432R、同じS20エンジンなら明らかに箱スカGT-Rよりこちらの方が好きだった。ウエーバーキャブレターを触れないので買う気はしなかったが。約20年前、晴海の東京オートサロンで240SX(S110シルビアにFJ24搭載)とZ432Rが200万で売っていた。当時は、S12シルビアRS-X(FJ20E)に乗っていたので、別に欲しいとも思わなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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公道へと放出されたナンバー付きのZ432-R
7/22(土) 6:05 Yahoo!ニュース
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フェアレディZ432をベースに、徹底した軽量化を施したZ432-R。ボディカラーはグランプリオレンジのみの設定となっていた。
憧れ続けたZ432-Rを辛抱強く探し続けた
【1972年式 日産 フェアレディ Z432-R vol.2】

【画像27枚】vol.192号の表紙を飾ったフェアレディZ432-Rはこの個体のオーナーが探し続けて出合った1台だ

約10年にわたるS30フェアレディZの歴史の中には、レースでの使用を前提とした特別なモデルが存在した。それがノスタルジックヒーローvol.192号の表紙を飾るフェアレディZ432-Rである。

悲運にもレース車両として短命に終わったZ432-Rは、在庫処分として72年になって一部が市販化されることとなった。真偽不明ながら、一説によると23台とも30台ともいわれるナンバー付きのZ432-Rが、公道へと放出されたと囁かれている。

そんなZ432-Rの希少性をリアルタイムで知るのが、vol.192号のカバーカーを所有するオーナーだ。同オーナーにとってZ432-Rは長年にわたって所有することを夢見た1台。念願がかなったのは昨年春のことだった。

「幸運なことに、かねてからの友人から譲ってもらえる機会を得たのですが、20代の頃からあこがれ続けたZ432-Rを、現実に所有することができて本当にうれしかったです。私が初めて購入したZは、71年に新車で買ったフェアレディZ-Lでした。当時は東京日産のディーラーでメンテしてもらっていましたけれど、Z432-Rの現物を見たことは一度もなかったですね。当時は真似をして『432』のエンブレムを自分のZに付けて楽しむのが精一杯でした(笑)。その頃からいつかは本物に巡り合えることを夢見ていました」

当時をそう振り返るオーナー。2010年頃から本腰を入れてZ432-Rを探し始めたそうだが、先にZ432と巡り合うことができたため、14年に購入。それでも諦めずにZ432-Rを辛抱強く探し続けた結果、現在の車両との運命の出合いを果たした。

友人である前オーナーを含めて、3~4人のオーナーによって所有されてきた経歴を持つ、このZ432-R。限りなくオリジナルに近い状態を保っており、ボディにレストアが加えられたこともない。ずっと室内保管されていたため紫外線による劣化も少なく、まさに極上という言葉がピッタリなコンディションが保たれている。

 

1972年式 日産 フェアレディ Z432-R(PS30-SB)

全長4115mm
全幅1630mm
全高1290mm
ホイールベース2305mm
トレッド前/後1355/1345mm
最低地上高165mm
室内長835mm
室内幅1390mm
室内高1070mm
車両重量960kg
乗車定員2名
0→400m加速15.8秒以下
最高速度210km/h以上
登坂能力tanθ0.462
最小回転半径4.8m
エンジン型式S20型
エンジン種類水冷直列6気筒DOHC
総排気量1989cc
ボア×ストローク82.0×62.8mm
圧縮比9.5:1
最高出力160ps/7000rpm
最大トルク18.0㎏-m/5600rpm
変速比1速2.957/2速1.858/3速1.311/4速1.000/5速0.852/後退2.922
最終減速比4.444
燃料タンク容量100L
ステアリング形式ラックアンドピニオン(ギア比16.4)
サスペンション前/後ともストラット・コイル
ブレーキ前/後ディスク/リーディングトレーリング
タイヤ前後とも6.95-14-4PR
発売当時価格150万円


初出:ノスタルジックヒーロー 2019年4月号 Vol.192
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部
 
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