週刊ヤングマガジン連載、しげの秀一「頭文字D」「MFゴースト」

週刊ヤングマガジン連載、しげの秀一頭文字D」の主要キャラクターが現行作「MFゴースト」に於いてそれぞれの役割を負っている。

元プロジェクトDリーダー高橋涼介がMFGの総帥、プロモーターであるし、ドコまで藤原拓海と連絡されてるか不明だが、片桐夏向の父親健の主治医をして最期を看取った。

プロジェクトD下りドライバーの藤原拓海、イギリスに渡り、WRCフルエントリー目前のアクシデントで現役続行は不能になったが、RDRSの講師としてMFGに片桐夏向を育成し、送り込んだ。

プロジェクトD上りドライバーの高橋啓介、MFG全コースのデモラン担当し、コースレコードを作っていた。自らが育成した、諸星瀬名を刺客として送り込んだ。

スパイラルは、プロジェクトDの神奈川ラウンド3連戦の2戦目の相手、奥山広也は雨中の下りで藤原拓海と戦い、惨敗した。今は自らのショップを開き、チューナーとして腕を奮っている。サーキットと公道の違いを理解しつつ、長距離コース少周回に合わせた足回りを作る足の魔術師と言われる。

今のMFG最終戦、主人公片桐夏向はエンジンはライトチューン、足回りフルチューンのトヨタ初代86で挑む。ライバルは世界の名だたるスーパーカー/スポーツカー、それに諸星瀬名はトヨタ90スープラ桜野舞はトヨタ2代目GR86ブリッツチューン、動力は最低レベルなのだ。

果たして、最終戦をどう終わらせる?

また、高橋涼介は片桐夏向に、ヨーロッパ復帰を説いていた。全くチャンピオンも獲ってないのに、ステップアップというのも変だが。

それ以前に、このマンガを続けるのか?

終わらせるなら、高橋涼介の奥さんは誰か、一応、藤原拓海の奥さん、高橋啓介の奥さんもちゃんと出して欲しい。

高橋涼介の奥さんは、シルエイティー佐藤真子?

************************************

頭文字D』名勝負列伝27 スプリタートレノ(AE86型) 対 シルビア(S15型)
12/24(日) 21:00 Yahoo!ニュース
  10
  
ベストカーWeb
 伝説のクルママンガ『頭文字D』の名勝負を選出した「頭文字D名勝負列伝」が、読者のアンコールに答えて復活!今回は、物語終盤の新旧FR対決で、覚醒した拓海の姿を堪能できるバトルを紹介する!

【画像ギャラリー】スプリンタートレノ(AE86型) 対 シルビア(S15型)、両車を写真で見る!(6枚)

 (新装版第20巻 Vol.569「危険なダウンヒル」~新装版第21巻 Vol.576「藤原ゾーン(後編)」)。

文/安藤修也、マンガ/しげの秀一

【登場車種】
 ■先行:トヨタ・スプリンタートレノ(AE86型)
→ドライバーは藤原拓海。プロジェクトDの神奈川遠征も第3戦と佳境を迎え、この頃の拓海はもはや達観した雰囲気さえ感じられる。スタート前にはリーダーの高橋涼介からペース配分を指示されているが、もはや相手を見るのではなく自分との戦いのような気持ちで、このバトルに臨むようになっている。

 ■後追い:日産・シルビア(S15型)
→ドライバーは「チーム・スパイラル」の「ゼロ1(ワン)」こと、ナンバーツードライバーの奥山広也。不気味な三白眼に、長い前髪がちょっとキザな雰囲気を醸し出している。愛車は、シルビアとしては最終式となるS15型。エアロパーツやGTウイングで武装するなど、極限までチューニングが施されている。

【バトルまでのあらすじ】
 「プロジェクトD」と「チーム・スパイラル」のバトル、まずはヒルクライムで池田竜次のフェアレディZ高橋啓介のRX-7が下した。悪天候という公道ならではの不確定要素が絡みつつも、啓介のとてつもなく強い精神力がもたらした勝利でもあった。池田自身はこの敗北を納得していたが、次のダウンヒルで登場する奥山は、敗因は「作戦のミスだ」と池田を攻める。そこに奥山の読みの甘さと、公道バトルの奥深さをまだ理解できていない部分が見られた───。

【バトル考察】
 フェアレディZRX-7ヒルクライム同様、霧のなかでスタートされたダウンヒルバトル。S15シルビアの奥山は、先行をハチロクに譲った。その理由は、「1本目は後ろで相手にめいっぱいプレッシャーをかけてやりゃあいいんだ。うまくすりゃ自滅に追い込むことだって可能だろ」と、ヒルクライムバトル同様、圧倒的に後追いが有利と読んでいたためだ。

 一方、拓海がスタート前に高橋涼介から言われたのは、「視界が悪いからスタート直後は80パーセント…リズムがつかめてきたら90にあげて…行けると思ったところで全開だ…」。それから、「3分の1以上は持たせるな…それ以内でケリをつけろ…!!」というもの。どちらも、もはや相手のことは眼中にないようで、悲しいことに奥山の気合いの入れようが滑稽に見えてしまう。

 言われたとおり、スタートから80パーセントで走る拓海に対し、奥山は「遅いわけではないが、想像していたほど速いわけでもない…」と、後方から拓海の走りを眺めて、その実力を見誤っている。事実、この時はまだS15シルビアはピッタリとハチロクの後方につけていた。

 霧で先の見えないコーナーに(ギャラリーから見て)全力で突っ込んでいくハチロクだったが、運転する拓海は余裕の表情である。そして拓海がペースを90パーセントに上げると、奥山は徐々に焦りを感じ始める。「テクニックがどうこうじゃない…センスのいい奴だぜ」と、この後に及んで、まだ拓海の実力を甘く見ていた。

 「必ず後半にミスが出る…その時が勝負だ!!」と、心の中で叫ぶ奥山。たしかにマシンは、ハチロクよりS15シルビアの方が圧倒的にポテンシャルが高い。同じ軽量 FR車同士の対決だが、開発年代が15年以上離れているのである。奥山が勝利を確信しても仕方ないかもしれない。

 しかし、濃霧とウェットな路面という状況下で、バトルを終えていた高橋啓介は、「こんなコンディションになっちまったら…もう100%ドライバーなんだよ」と言い放つ。案の定、拓海のハチロクはまたペースを上げていく。コンディションが悪いほど速い、啓介のいう「藤原ゾーン」である。

 そして、勝負は右のヘアピンで決する。視界がギリギリの状態で、奥山もここでアクセルを踏み過ぎてしまうと自爆すると予想して、強めのブレーキングをかけた。しかし、ハチロクは甘めのブレーキで突っ込みすぎた!?かに思えたが……。

 多少強いブレーキをかけても、「そこまでのクルマに仕上げてあるんだ…」と、愛車の加速力に自信を持つ奥山。慌てて操作をミスしないように、コーナーを抜ける。すると、なんとハチロクとの差が広がっている!ハチロクのまるで4WDのような加速に、「何が起こった!?」と奥山も状況を理解できていない。

 そして次のコーナーを抜けた時、もう奥山の目の前にハチロクの姿はなかった。「それは奥山にとって人生観が変わるほどの衝撃」とナレーションで記されている。実際に、これで奥山は戦意喪失してしまいペースダウン。ハチロクがぶっちぎりの勝利を飾った。

 攻め合いの死闘ではなく、一度も2台が抜くことも抜かれることもない。しかし、覚醒した藤原拓海の、安定感のある、それでいてすさまじいほど速い走り。その実力を垣間見ることができるバトルであった。

 ■掲載巻と最新刊情報
 
 記事に関する報告

************************************