MFゴースト、相変わらずの遅展開!

藤原拓海、結婚相手は「頭文字D」終盤に埼玉女子高生ゴルファーとして登場した上原美佳チャンみたい。後は、高橋啓介の奥さん、子供2人の母親は誰?現在、進行中の高橋涼介の相手は誰?

先週は休み、ストーリー自体、シリーズも中盤に差し掛かり、フルマークのベッケンバウアーを低迷させないと、片桐夏向の逆転はあり得ない。そのためのストーリー運びをしないといけないのに、今回の話は沢渡クンに行っちゃってる!エンジェルがどうかなんて、全く要らない。

名探偵コナン」の青山剛昌もそうだが、展開をメインからズラすのって、ネタに困っているのか?R8坂本とA110沢渡?どうせ、ベッケンバウアーがクラッシュして数戦出場不能にならないと、出場して下位に低迷する子供ダマしは難しいのだ。後は、ベッケンバウアーと誰を接触させるかだ。沢渡が追い上げて、ベッケンバウアーとブツかる?それとも、相葉のGT-Rを夏向の86が抜いた後に、続こうとしたベッケンバウアーをブロックしてブツかる?

最初は北原の4Cが、アグレッシブにケイマンのベッケンバウアーを抜きに行って吹っ飛ばすかと思ったが、石神を抜くトコで詰まってしまったし。

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かつての伝説であり夏向の師匠のその後とは!? 『MFゴースト』を彩る人物列伝13 藤原拓海 編
6/27(月) 18:30 Yahoo!ニュース
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ベストカーWeb
 伝説のクルママンガ『頭文字D』の意思を現代に受け継ぐ新世代のクルママンガ、『MFゴースト』。2017年の連載開始時から圧倒的な読者人気を獲得しており、14巻発売時点の現在で、ついに単行本累計発行部数350万部を突破している。

【画像ギャラリー】藤原拓海のかつての愛車、トヨタ スプリンタートレノ(AE86型)を写真で見る!(4枚)

 当連載では、作品内で繰り広げられるガソリン車のレース『MFG』で活躍するドライバーや、主人公・片桐夏向の周囲を取り巻く人々など、魅力あふれる登場人物たちの人となりを分析し、そのキャラクターや人物像を明らかにしていく。

 今回は、『MFゴースト』にとっては前作となる『頭文字D』の主人公、藤原拓海を取り上げる。「プロジェクトD」完遂後、拓海のとった行動とは、現在は何をしているのか、そして今後、作中に登場することはあるのだろうか。

文/安藤修也
マンガ/しげの秀一

トヨタ86のドリブルにパンダトレノを見た男
 『MFゴースト』を読み始めて、まず最初に目にする『頭文字D』の登場人物の名は、「リョウ・タカハシ」、つまり高橋涼介だ。そうなると主人公だった藤原拓海についても気になってしまうのがファン心理だが、正直なところ、現時点(単行本14巻発売時点)では、まだ藤原拓海は作中で姿を現していない。しかし、読み込んでみると、藤原拓海に関する話は散見される。

 まず最初に名前が出てきたのは、第8話「衝撃のMFG新世代」。MFG本部長の上有(プロジェクトDの渉外担当だった上有史浩)が、参加ドライバーのなかに片桐夏向を発見し、慌てて高橋涼介へ電話する場面だ。「いたんだよ、例の…藤原の教え子が!!」と電話に向かって吠えている。かつてプロジェクトDで仲間だった上有が、いかにその存在を気にしていたかがわかるシーンである。

 さらに上有は、ラウンド1「小田原パイクスピーク」予選での夏向の走りを見て、「すごいな…これは…さすがは伝説のダウンヒラーといわれた男の…教え子というだけのことはあるぜ…」と息を呑む。

 また、ヘアピンカーブで夏向の86がドリフトをする様子を、「(拓海が運転する)白黒のパンダトレノとダブって見える」とも評している。AE86トレノとトヨタ86はまったくデザインの異なるクルマだが、彼の口からそういう言葉が出てくると、読んでいるこちらもそう見えてくるから不思議である。

■「悲運のラリースト」と呼ばれて
 冒頭で「まだ姿を現してはいない」と書いたが、正確にはトビラページに後ろ姿だけ描かれている。それは第25話「悲運のラリースト」という回で、ここではMFGラウンド1解説者の小柏(かつて拓海と2度闘ったミッドシップ乗りの小柏カイのこと。セリフのみで登場)が、拓海のその後について語ってくれている。

 

 曰く、藤原拓海は、まず20歳にして単身渡英し、英国内のラリー選手権に参戦した。グラベル(砂利など非舗装路)はともかく、ターマック(舗装路)で無類の強さを発揮し、参戦3年目にしてチャンピオンを獲得したという。日本で走ってきた峠道もほとんどが舗装路だったのでこれは納得できる話だ。

 さらに、ラリーの世界最高峰でもある「WRC(ワールド・ラリー・チャンピオンシップ)」にもスポット参戦を果たし、それなりの成績を残したことで、徐々に世界の舞台で頭角を現していく。そしてある年、トヨタと契約をかわしてWRCのフル参戦ドライバーとなった。WRC内にあるいくつかのカテゴリー(車両クラス)のなかでもトップカテゴリーということであれば、現実世界では2021年に勝田貴元選手以外、成し遂げられていない偉業である。

 しかし、フル参戦が決まった年のシーズン開幕前のマシンテストにおいて、マシンもろとも谷底に落下するという悲劇に襲われる。原因となったのはドライブシャフトの破損というマシントラブルで、走行中、マシンコントロールができなくなったと考えられる。その結果、長期入院とリハビリのため引退に近い形となり、華々しい経歴はそこでストップした。

 以後、消息不明となり、10年以上の歳月が流れていたが、突如、英国の名門レーシングアカデミー「RDRS(ロイヤル・ドニントンパーク・レーシング・スクール)」の講師となっていることが伝えられた。そして、そこでの生徒がカナタ・リヴィントンこと片桐夏向である。

 その圧倒的な速さから「フライングジャン」と呼ばれ、悲劇的な経歴から「悲運のラリースト」とも呼ばれていた藤原拓海だが、ラウンド3「ザ・ペニンシュラ」では、やはり解説の秋山(拓海と同じハチロクを愛車とする埼玉のライバル秋山渉)が、前年の暮れに拓海と会っていると発言。

 「あいかわらずひょうひょうとしています」、「去年、英国で結婚しました」と拓海の近況を語り、さらにその相手が、埼玉出身の女子ゴルファーということを明かしている。『頭文字D』ファンなら結婚相手の名前は言うまでもないだろう。

 

■弟子である夏向の評価と夏向の拓海への想い
 なお、ラウンド2「芦ノ湖GT」以降、メカニックの緒方をアシストする形で、チーム夏向に名エンジニアとして知られる奥山広也が加わっている。彼は『頭文字D』で藤原拓海のバトルした人物だが、夏向を評して曰く、「天才と言われた藤原拓海が育てたあの若者は…まちがいなく師である藤原を超えるスケールの天才ドライバーだ」と。さらに、拓海の頑固さとストイックさが夏向に受け継がれていることも語っている。

 

 このラウンド2の予選では、MFGファンやMFG関係者らの度肝をぬく驚愕の走りを見せた夏向。先輩である相葉から「あんなドリフトどこで覚えた?」と聞かれると、「ボクの先生はドリフトのマスター(達人)で……まるで神業のようなドリフトを駆使します」と拓海について語りだす。

 休日に二人で過ごした思い出や特別に目をかけてもらっていたことなどを話し、「ボクには父親がいないので…先生のことを本当のファーザーみたいに感じてしまう時もありました」と拓海へ対する愛情のような想いまで吐露するのだった。

 『MFゴースト』は藤原拓海の意思と技術を受け継いだ片桐夏向の物語である。MFGの年間レーススケジュールはすでに決まっているし、ここに夏向のバトルとドライバーとしての成長、恋愛などを当てはめていくと、どうしてもページ数は限られてくる。このような制限があるなかで、はたして作中に藤原拓海が姿を現すことはあるのか。まさに神(作者)のみぞ知るところである。

 もし登場するなら、ストーリー展開にもよるが、夏向の先生として、すでに"終わってしまった"ドライバーとして登場するのだろうか。いや、そう決めつけるのは性急過ぎるかもしれない。もしかしたら、ステアリングを握ってクルマを走らせる姿を見せつけ、『頭文字D』ファンの心を揺らしてくれるかもしれない。かつて拓海の父親である文太が、拓海の前に立ちはだかったように。

 ■掲載巻と最新刊情報

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