トラックマン、全区間をキチンと計測してないだろ?

根拠のない昔ながらの指導をやめて、データ革命した?そんなコト言って、言うほど西武の投手育ってないじゃん!単に、みっともなく似合わない髭ロン毛振り乱した、力任せの投手を増やしただけだろ!あんなに体重バカ増しして、フィールディングやカバーリングに悪影響出てるんじゃなかった?あの体重バカ増し教祖のダルビッシュ有は、少し体重落としてるョ!大谷翔平は体重増によるパワーを打撃で活かしたけど、硬くなったカラダの動きにショートアームピッチで右ヒジ再手術になったろ?

アメリカ式、別に正しいワケではない。現に、MLBではトミー・ジョン手術患者は安定供給されてるじゃん!今の日本のアマチュア指導者達、アメリカ式ノースロー調整やら瞬発力偏重トレーニングやって、トミージョン手術患者が低年齢化しているじゃん!

今とは異なる日本式、実はアマチュア時代、特に10代中盤までの持久力鍛練にあるのだ。プロの練習が厳しいというのはウソだ。投手も打者も野手も、練習自体は名門高校のソレより遥かにチョロい。プロでのチョロい練習でも持ち応える土台を、アマチュア時代に作っているのだ。実際、プロ選手、野手守備やスローイング結構お粗末だし、アマチュア野球よりバカなボーンヘッドも多い。

トラックマンを買い被り過ぎてない?回転軸は正しいかも知れないが、回転数データはおかしい。各データは、微分区域値を積分したモノでしょ?従来スピードガン計測区域より計測区間が短くなったコトにより、初速値が3~5キロ出るようになった。回転数は、計測区間が短くなったコトで変位値を膨らませてしまう。フツ~に考えて、藤浪晋太郎のストレートと大谷翔平のストレートが回転数同じハズはない。その短い区域においては、変位値があまり変わりないだけだ。藤浪晋太郎のストレートは回転し続けるコトにより、空気抵抗を受けて終速が落ちるし、軸ブレにより動く。大谷翔平のストレートはあまり終速落ちず、空気抵抗をあまり受けず、真っ直ぐ割にズドンと届く。回転軸もジャイロ系を捉え切れない可能性が高い。

トラックマンの終速データは、今のところ出て来てないように思われる。出ていたら、終速でわかる。本来、終速落ちずに回転数高いハズはない。

トラックマン扱ってるヒト達、意外とわかってなくて、数値を鵜呑みにして情報発信していたりする。

西武の榎田の件って、一体いつの話してるの?

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「根拠のない昔ながらの指導」プロ野球コーチは淘汰される? 西武関係者が明かす“データ革命”…榎田大樹の復活で確信を得た舞台ウラ
1/5(金) 17:32 Yahoo!ニュース
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西武ライオンズの中ではどんな“データ野球革命”が起きているのか photograph by JIJI PRESS
 大谷翔平をはじめとしたメジャーリーガーが多種多様なデータやテクノロジーを活用していることは野球ファンに知られ始めているが、NPBはどう実装しているのか。西武ライオンズの担当者や選手たちに“リアルな活用法”を聞いた。(全3回の第1回/第2回、第3回も配信中)

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 MLBは今やデータ野球全盛と言っても良い。投打のデータはスタットキャストなどのデータ解析ツールでオンタイムに表示され、選手はデータに基づいて攻略法を考えたり、球種、配球を組み立てたりしている。つまり、データ解析をするアナリストは、ペナントレースを左右する存在になっている。

 MLBに比べればNPBは情報化でかなり遅れているとされるが、その中で埼玉西武ライオンズは弾道計測器「トラックマン」をいち早く導入し、専任のアナリストを雇用してデータを野球に活用している。埼玉西武ライオンズの「データ戦略」について、管理者、アナリスト、選手の視点から紹介しよう。

西武のデータ戦略キーパーソンのユニークな経歴
 株式会社西武ライオンズ球団本部チーム統括部長兼企画室長の市川徹氏は、ライオンズにデータ戦略を本格的に導入した。その経歴は、ユニークなものである。

早稲田大学1年のときに野球部をやめてしまったのですが、何か野球にかかわる仕事がしたかったのでアメリカに留学してスポーツマネジメントを学んで、2005年にウォーレン・クロマティさんが監督をしていたサムライベアーズインターンシップをやりました。

 日本に帰って楽天イーグルスで法人営業、さらに岩手21赤べこ野球軍団でマネージャー業務をやりました。そのあとスポーツデータ解析会社のデータスタジアムに入って、主に対アメリカのスタッツ社との対応業務につきました。

 でもやはりコンテンツホルダーに入りたいと思って、募集はなかったのですが西武ライオンズに履歴書を送って何とか入社して、CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)の立ち上げを担当しました。さらに同様のシステムを立ち上げるというので阪神タイガースに転職し、CRMスマホアプリの開発などを手がけました。『野球離れ』に対して問題意識を持つようになった時期で、そのタイミングで西武ライオンズから『戻ってこないか』と言われて復帰しました」

トラックマン導入後に気づいた“解釈する作業”の重要性
 市川氏の特色は「データだけでなく日米の野球を取り巻く社会環境やビジネス全般に精通している」ことで、視野がとにかく広い。そんな市川氏は2016年に「トラックマン」の導入を担当した。

「12球団の中では、トラックマンを最初に導入したのは楽天イーグルスで、我々は2番目か3番目だったと思います。投手のボールの回転数など今まで見えなかったデータが見えるようになりました。

 でもそこから、回転数や回転軸が意味するもの、リリースポイントが変わると投球はどう変わるのかなどを解釈する作業をしないとダメだと思いましたし、コーチやスタッフだけでは手に余ることが出てきました。

 そこでデータと感覚をすり合わせるために、早稲田大学スポーツ科学部の矢内利政教授と共同研究をさせていただき、そこから現北里大学の永見智行准教授とつながりました。永見先生はトラックマンがない時代からカメラを使って投手のバイオメカニクス(生体力学)を研究されていました。そういう形で、専門家との出会いがあったのが大きかったですね」

サウスポー榎田の再生に大きな役割を果たした
 トラックマンを導入して投手陣が変化したと実感したのは、2018年のことだった。

「例えば田村伊知郎投手についてトラックマンで計測すると、持ち球が全てNPBの平均くらいでした。なので、各球種をその平均からズラしていく方がいいんじゃないか、さらに落ちる、曲がるシュート系のボールを覚えた方がいいのではのかと話して、球種を増やし、投球を磨きました」

 そして同年に阪神から移籍した左腕・榎田大樹の再生にもトラックマンは寄与したという。

「榎田投手はかなり多くの球種を持っていましたが、さらに何か新しい球種を持ちたいと言っていました。なのでトラックマンを使って計測してスラーブを覚えたり、今ある球種を磨いていました。あとは武隈祥太投手(2022年引退)や増田達至投手などもデータをもとに、投手コーチと話したりして球種の改善に取り組んでいましたね。

 当時の投手コーチだった土肥義弘さんはすごく勉強熱心な方で、うまくデータを活用して投手と会話していましたね。それに広池浩司球団副本部長兼一軍ディレクターも積極的にデータ活用を推進しました。また、菊池雄星投手(現ブルージェイズ)は、それとは別に外部の専門家のアドバイスを受けていました」

根拠もなくハードワークを強いる昔ながらの指導は…
 ここまで選手たちの実例を聞いたが、ライオンズの育成体制は2016年のトラックマンの導入以降で、変わってきたのだろうか。

「特にファーム部門が変化してきたと思います。コーチがデータ分析やバイオメカニクスなどについて勉強する意欲があるかどうか、ないしはデータやバイオメカニクスの専門家の意見をしっかり聞こうという意思があるかどうかが重要になってきましたね。

 また選手も一昔前と違って、自分の数値を把握してからブルペンに入るようになっている。なのでコーチもデータやバイオメカニクスについて会話ができないと淘汰されていくのかな、という印象です。自分の経験に基づいて投手に指導したり、根拠もなくハードワークを強いるような昔ながらの指導は、なくなってきている感じですね」

2024年から、榎田がコーチになることで期待することは
 前述の榎田大樹は、移籍1年目にキャリアハイの11勝を挙げたが、以後は故障が続き、2021年限りで引退。その後、バイオメカニクス担当のアナリストに転身してトラックマンや各種の計測機器を操る側となった。来季からはファームの投手コーチに就任する。

「彼は将来的にはコーチになる人材だとは思っていました。でも、いきなり投手コーチになるのではなく、一度バイオメカニクス担当としていろいろ知識を高めてもらってからコーチになってもらう方がいいのでは、と思いました。もちろん以前からの知識レベルが高い人で、球団としてどう育成するのか、フィジカル的にどんな問題があるのかなど、コミュニケーションすることもできます。そういう人にコーチになってもらうことで、データの専門家と現場とのギャップはだんだん解消されていくのではないでしょうか」

 榎田次期コーチは、12月2日、3日に滋賀県で開催された「日本野球学会研究大会」にも姿を見せ、様々な研究発表を熱心に見ていた。その姿は元プロ野球選手という肩書以上に、すでにアナリストそのものという印象を受けた。

「いろいろな分野の研究が進む中で、バイオメカニクス、栄養学、人材開発、トレーニング、コンディショニング、メンタルトレーニングなど、いろいろなスペシャリストが出てきました。

 今のコーチはもちろん自分の経験は大事にしてもらいたいです。ただ、そのコーチの周囲に専門分野のスタッフがいて、連係することが求められるのでは、と思います。そうした専門家の意見をコーディネイトしながら自分の判断の確度を高める、そういう意味では今のコーチはコーディネーターと言ってもいいと思いますね」

アナリストとして雇用された中国出身者がいる
 プロ野球の世界は外見上は大きく変わっていないように見えながら、そのバックヤードは情報化へ向けて、大きく変貌しつつある。

 続く稿では、西武ライオンズバイオメカニクス担当のアナリストとして初めて雇用された劉璞臻(りゅうはくしん)氏に話を聞く。中国出身で、筑波大学大学院で学んだ劉氏がどのような経緯でライオンズの一員になったのか? そして今、どんな業務に携わっているのか? 興味深い話が続く。

<つづきは第2回へ>
(「酒の肴に野球の記録」広尾晃 = 文)

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