東大出のパワハラ署長?昨日の「相棒」、ソコしか気付けないのか?

昨日の「相棒」、話題になったのは、国政に転じたい市長を演じる升毅とその息子東大出の署長を演じる金井浩人、部下のパワハラを容認し自らのパワハラで押さえ込むダブルパワハラを犯し、キャリアとしての昇進をつつがなく迎えようとしていた。そのせいで死んだ友人の復讐を誓った、IQ150の青年を演じる中川翼と、その仲間として元警官で警備会社勤めの山形匠が爆弾を使って、実行に遷す。

上っ面ばかりの視聴者やマスコミには、升毅演じる市長と金井浩人演じる東大出パワハラ署長親子にしか、目が行かないのか?ホントは、IQ150ありながら、前年にチェスで水谷豊を追い詰めながらそちらのリベンジよりも先に、友のリベンジとしての犯罪を選んだ中川翼にも焦点があるのではないの?

円の中心点は1つだが、楕円には2つの焦点がある。

IQ150あっても良くない状況に際して、その能力を良からぬ方向に使ってしまうコトを描いたのではないの?ぶっちゃけ、影山優佳をデフォルメしたのだろ?IQ高いとチヤホヤされ、いい高校まで行きながら、アイドル活動にかまけて受験のアクションがデキずに、アイドル仲間が行く私大AOすらなく、高卒でただIQしか売りがない状況でテレビに出ている。結局、フツ~の芸能人としては大したルックスでもプロポーションでもないのに、中途半端なグラビア出してる有り様だ。せっかくデキの良いアタマを持っていても、良くない環境に身を置いたために、良からぬ方向に道を歪めた象徴だ。今に、キャスティングひけらかしたオトナにマタを開く1人になるのだろう未来しか見えない。ソレは、せっかくアタマ良くても、バカなオトナや仲間に浸って道を誤る青少年そのものだ。

中川翼演じる高IQ青年、水谷豊演じる杉下右京とのチェスは未完の対局で終わるやりきれなさ、こちらに気付くべきじゃないの?

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【相棒22】東大エリート署長が「本当にムカつく」 演技力を視聴者称賛「役者さん上手いな」
2/29(木) 11:31 Yahoo!ニュース
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父親は人格者の市長、息子はパワハラ隠蔽「皮肉がキツイ」
 
水谷豊【写真:ENCOUNT編集部】
 俳優の水谷豊が主演を務め、寺脇康文が共演するテレビ朝日系連続ドラマ『相棒season22』(水曜午後9時)の第18話が、28日に放送された。今回は21日に放送された第17話の後編。金井浩人演じる東大卒のエリート署長・山田正義が話題になっている。

【動画】「役者さん上手いな」の声 エリート署長・山田正義を演じた金井浩人の劇中シーン

 同作は、00年に誕生した刑事ドラマシリーズ。警視庁で“人材の墓場”と呼ばれる『特命係』に配属された警部・杉下右京とその相棒たちが、数々の犯罪事件を解決していく。もともとキャリアとして警察庁に入庁した右京は、“切れモノ”過ぎるが故に上層部からにらまれ閑職に追いやられたが、卓越した洞察力と名推理で事件の謎を解き明かしていく。

 寺脇演じる特命係巡査部長の亀山薫は、season1からの“初代相棒”。約14年ぶりに“五代目相棒”として右京とのコンビが復活し、今作で再会2年目となる。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 連続爆破事件の犯人・“INVISIBLE=透明人間”を名乗るIQ150の天才少年・山田(中川翼)が、城北中央署に出頭した。山田は、次期都知事の最有力候補と目される市長・山田征志郎(升毅)の自宅や、元城北中央署の警察官で警備会社に勤める牧野文雄(山形匠)宛に“INVISIBLE”と書いた荷物を送り、遠隔操作で爆破させていた。

 征志郎は女手ひとつで厳しく育てられ政治の世界に入り、「弱い者を救うために市政を行ってきた」人物。「後ろ指を刺されるようなことはしたことがない」「私怨で狙われる覚えはない」と、爆発物を送りつけてくる相手に心当たりはなかった。

 山田が出頭した城北中央署では、征志郎の息子で東大卒のエリート・正義が署長を務めている。しかし征志郎とは違い、部下に対する態度や声掛けも横柄で嫌味たらしく、出世のために問題を隠そうとするタイプだった。城北中央署に“INVISIBLE”が名乗り出てきたことから、正義を心配し電話する征志郎。しかし正義は「忙しいから」と電話を切ってしまう。

 実は城北中央署では、約1年前にパワハラによる自殺が発生していた。新人警察官・金森翔吾(井上拓哉)が、職員寮で牧野からひどい暴力や嫌がらせを受けていたのだ。牧野は寮の後輩たちをいじめており、抗議した金森がさらにターゲットになってしまっていた。さらに児童養護施設出身の金森は、その生い立ちもバカにされていた。

 パワハラの現状を署長の正義に訴えた金森だが、正義は「君は施設で育ったって言っていたね。だから常識がないんだね」と見下し、相手にしなかった。その後、金森は自ら命を絶った。牧野は退職し、副署長から紹介された警備会社に勤務していた。

 金森の死後、同僚がさらに正義に訴えるも、正義はイライラを全面に出し、舌打ち。「金森くんはぁ!  慣れない環境に適応できず、心を病んだんだ。幸い彼には遺族もいない。忘れるんだ」と、“なかったこと”にした。

 山田と、共犯の本城卓(吉田日向)は金森と同じ施設で育っていた。「施設出身」ということでいじめられてきた山田と本城を、正義感が強い金森はいつも守ってくれていた。兄のように慕っていた金森が、夢だった警察官になって自殺してしまったことから、山田と本城は復讐(ふくしゅう)のために爆破事件を起こしたのだった。また、生後すぐに施設の前に置き去りにされた山田の名づけ親が、戸籍法により市長の征志郎だったことも明らかに。征志郎は施設まで山田の顔を見に行き、『希望(のぞみ)』と名づけていた。

 正義のパワハラ隠ぺいが明らかになり、征志郎は責任をとって辞職。正義も処分となった。

 征志郎が人格者なだけに、息子の性格にSNS上では「山田市長本当に聖人なのに、あのバカパワハラ息子ときたら…」「市長に落ち度が無いからこそ増長した息子が際立ってた…」「今回の山田市長は珍しくまともな人物だった。息子の教育以外は」と残念がる声が。「てっきり都知事選に出る市長が隠し子に告発されるみたいな話なのかと思ったら、山田市長普通にいい人だったな…」「市長も裏のある人かと思ったけど違った。妻も普通に善良そうだし、恵まれた環境で優秀でもあるだろう息子があんなに歪んでいる。そこの皮肉がキツイ」という声も見られた。

 また「署長の役者さん上手いな。偉そうだけと小物な感じが上手く表現されてた」「署長の方の演技が表情から本当にムカつくのが素晴らしかった」「金井浩人さんが巧みに二面性のある人物を演じてくれたので、ちゃんと腹を立てられた。よかったですよ、あの演技」と、正義役の金井の演技力にも称賛の声があがっている。
ENCOUNT編集部
 
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