大阪都構想をどう考える?

11/1(日)投票の大阪都構想、どう考える?

前回、ほぼ半々ながら、僅かな差で否決だった。それは何故か?大阪市民が半分バカなのだと、知らしめる結果になった。

今の日本、人口50万を超えれば政令指定都市になる。そうした政令指定都市は、今や日本各地にある。都道府県と市が二重行政?そんなの、普通の市でも同様だ。それを二重行政と騒ぐコト自体、ハシモト以来の維新のバカっぷりを物語るし、前回住民投票でそんな維新に乗せられた大阪市民が半数近く存在したコト自体、愚かなのだ。

他県政令指定都市のドコにも、そんな二重行政の問題など存在しない。それをキチンと大阪市民が認識するべきだ。つまり、ハシモト以降今までの問題は、大阪市にしか存在していない問題だ。コレだけでも、出すべき答えは自ずと出る。

ハシモト府知事時代に顕在化した問題は2点。

1つは、ハシモト府知事が大阪市に絡んだ問題処理をしようとした際、平松大阪市長が悉く反発対立したコトによる。それは、ハシモト府知事が、当選するまで支援した自民を裏切ったコトに起因し、自民が平松大阪市長を焚き付けたコトに依る。だから、ハシモトが「大阪市をツブす!」と噴いたのだ。しかし、今、拘る必要があるのか?今は府知事・市長共に維新、二重行政の弊害などない。

それなのにコレを唱えるのは何故か?それは、各事業で府レベルと市レベルでの利権構造が異なるからだ。他県他市では、同一か調整されているからだ。

つまり二重行政など、本来ないのだ。

もう1つ、大阪市は、バカなマスコミが言う「大阪市民1人当たり子ベンツを買える借金がある。」らしい。つまり、大阪市の政治家や公務員がそういうマイナスを作った。大阪市民に非はなく、政治家や公務員の背任とも言える失政の結果である。大阪市民唯一の責任は、そうした政治家を選挙で選んだコトに他ならない。

具体的には第3セクターで、血税を賭け金にバブルマネーゲームをやって、大失敗したのだ。立派な建物の空き家がいっぱい、中央区西区と言わず、アチコチにある。本来、関係した政治家や公務員を裁き、私財没収もせず、楽隠居や執務を許しているコトがダメなのだ。

一方で、維新の言う通り大阪市を廃し24区を特別4区に統合し区長公選にしたら、二重行政は解消するのか?

答えはノーだ。

区長公選にすれば、大阪市を4分割、4つ市長ができるのと変わりはない。今の維新は、選挙に勝つべきヒトを府知事と市長の2人で済んでいるが、今の維新に継ぐ人材がいるか?吉村市長任命のイエスマン区長24人すら、不適格を問われるヒトが数人出た。元は、ナニワのエリカ様すら維新だったのだ。今度は、府知事と区長で5人必要になる。

つまり、維新にとっても、大阪府知事大阪市長と2つの選挙に全力を尽くす状況の方が、本来楽なのだ。

唯一、特別4区により新庁舎を設けるコトで、バブルを目論んでいる。第3セクター大失敗を目の当たりにし、自分達ならもっと上手くやれると考え、新しいバブルマネーゲームの賭け金が欲しいのだ。

ハシモト府知事⇒市長当時のWTC問題を忘れたか?アレも第3セクター大失敗の負の遺産なのだ。「市民1人当たり子ベンツ買える負債」を「ベンツSクラス買える負債」に膨らませたいのか?アブク投資に悪ノリしたいのか?