日本で生活する限り、必要ないクルマ

ベンツG、コレ、日本で必要なクルマか?明石家さんまが早くからレンジローバーに乗ってたのと、同じ理屈なのかも知れないが。

コレらのクルマの良さは、走破性や快適性やスペース効率ではないの?ただ、コレらが持つ走破性を発揮される場所が、日本にあるか?そもそも、そんなトコに行く必要あるか?ただの道楽者にしか需要はないだろ?また、日本のそういうステージは狭かったりする。日本でそういう道楽したければ、元TBS安東のようにスズキ・ジムニーの方が適切な選択だろ!そうでなければ、今は売ってないけどパジェロミニ辺りか。

大自然と戯れる?そんな言葉に踊らされて、ワザワザ踏み込むべきでない場所に行くべきではない。それは、違う意味での環境破壊だ。ガソリン車であれ、ディーゼル車であれ、ハイブリッドや電気でも・・・そんなトコでバッテリーやガス欠ストップしたら、ロードサービスは迷惑だろ!

日本で"ドコでも使えるクルマ"として選択すべきは、フツ~に5ナンバーサイズのクルマだ。ソレで入れない場所は、そもそもクルマで行くべきでない場所なのだ。

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いつかは乗りたい!! でも一生無理かも…魅惑のベンツGクラスの世界
2021/08/27 05:02 ベストカーWeb37

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 「高級SUV」というカテゴリーが確立されてから久しいが、その中でもひと際強いオーラを放つのが「メルセデスベンツ Gクラス」だ。メルセデスにおける乗用車ラインアップの中で唯一の本格オフローダーであり、世界中のセレブを魅了する孤高の存在。日本の芸能人の方でも、愛車としている方が多いモデルだ。

 他の追随を許さない、メルセデスベンツGクラスの魅力に迫ってみよう。

電動化加速で続々デビュー!! 日本で今買えるピュアEV

文:立花義人、エムスリープロダクション
写真:Mercedes-Benz

【画像ギャラリー】本格オフローダーなのに、なぜかセレブに大人気!!  魅惑のベンツGクラスの変遷

もともとは無骨でシンプルな本格オフローダー

 高級SUVとしてのイメージが定着しているGクラスだが、そのルーツは「ゲレンデヴァーゲン(ドイツ語でオフロード車の意)」という名で誕生した、シンプルな本格オフローダーだ。

 1979年2月にワールドプレミアされたこのモデルは、ラダーフレーム構造とリジッドアクスル、センターデフを備えたパートタイム4WDというメカニズムに加えて、簡素なインテリアかつ、スクエアな外観というパッケージで、ぱっと見は、何とも無骨。

 このゲレンデヴァーゲンのコンセプトは「オンロードでも快適な本格オフローダー」。当時、すでに同様のコンセプトで登場していた、ランドローバー・レンジローバー(1970年発売)を意識して開発されたモデルでもあった。

初代Gクラスである、1979製の280GE。無骨でシンプルなオフローダーだ

 そして、いざデビューすると、その総合的な実力が各国の軍に認められ、ドイツ連邦軍、アルゼンチン軍、オーストリア軍、スイス軍、NATO軍、国連軍と、続々と各国軍で正式採用されたことで、1981年軍用モデルの生産が開始となる。

 もちろん、民生用モデルの販路もしっかりと見据えられ、1981年には前席に独立式のレカロシートをオプション設定。1985年にはフロント・センター・リアのデフロックを全車標準装備に(それ以前はフロントとリアがオプション設定)。1990年に登場した2代目となるW463型ではフルタイム4WDシステムとABS、そしてインテリアにはウッドが採用されるなど、時代に合わせた改良が加えられていた。

 このモデルが、世界のセレブが注目するラグジュアリーオフローダーへの道を進み始めたのは、2代目途中である1993年に「Gクラス」と車名を変更してからだ。

 ゲレンデヴァーゲンの基本コンポーネントは継承しつつ、5.0L V8エンジンモデルや電子制御デフロックを搭載し、ウォールナットのウッドフェイシアと最上級の本革シートで包まれたシート・トリムの「クラシック」グレードを設定。メルセデスAMG社がチューニングした5.5L V8やサスペンション、エキゾーストシステムを搭載した「G55L AMG」の登場も話題となった。

2代目Gクラスの「G 55 AMG ロング」

 価格もこのあたりから1000万円オーバーの設定が当たり前となり、メルセデスの最新モデルに搭載される安全装備、豪華装備が施されるようになった。

 その後、2018年には39年ぶりの全面刷新によって3代目となったが、ひと目でGクラスと分かるデザインは受け継がれた。本格オフローダーとは思えないほど先進的で洗練されたインテリアや、最新のメカニズムと安全性能が搭載され、ラグジュアリーオフローダーの地位をさらに確固たるものにしたのは、ご存じの通りだ。

2021年5月に追加された、G400d。幅広い内装色と特別感を高める装備が選択可能な「G manufaktur(Gマヌファクトゥーア)プログラム」が設定された

クラシカルデザイン×機能美×ラグジュアリーで唯一無二の存在

 セレブが選ぶ高級車は世の中にたくさんあるが、Gクラスはその中でもかなり特異な存在であろう。1000万円超えのクルマなのになぜか遊び心さえ感じてしまうGクラスは、ファッションに例えるなら、異なるテイストであえてハズし「抜け感」を出す高度な着崩しコーディネート、といったところだろうか。高価な貴金属や衣装を身に纏ったセレブが、Gクラスのようなオフローダーに乗る姿は不思議とカッコよく決まる。

 本格高級オフローダーといえば、日本が世界に誇るランドクルーザーやレクサスLX、それこそライバルのレンジローバーディフェンダー、今ではブランドが消滅してしまったハマーなどを挙げることができる。

 しかし、これらをもってしてもGクラスほどのコーディネートが決まるとは思えない。Gクラスのクラシカルなデザインやツボを抑えたラグジュアリー、メルセデスというブランド力のハーモニーだけが作り出せるものなのだろう。

 Gクラスには機能を超えた妙味と、他の高級SUVには表現できないセンスがあり、そこに多くのセレブが惹かれ、ライフスタイルの発信用アイテムとして選ばれている。「本格オフローダーなのにオンロードしか走らない」というオーバースペックでさえも、彼らにとってはステータスの一つなのだ。

「本格オフローダーなのにオンロードしか走らない」ユーザーも多い

どうしてもGクラスに乗りたい…!

 現行型のGクラスのボディサイズは全長4660mm×全幅1930mm×全高1975mm。このほど発表された新型ランドクルーザー300よりも全長が300mmほど短い。それでも日本の道路事情では堂々としたサイズ感にはなるが、困るほど大きいわけでもない。

 新車販売価格は3.0L ディーゼルターボを搭載したエントリーモデルの「G350d」で1251万円、4.0Lガソリンターボのトップグレード「G550」だと1705万円だ。メルセデスのフラッグシップSUVである「GLS」は1277万円~1693万円という価格設定であるから、メルセデスは成り立ちも魅力も異なる二台のフラッグシップSUVを据えていることになる。

スクエアでワイドな造形のダッシュボードやコックピットディスプレイなど、質感が非常に高い。ウッドトリムとシルバー加飾は、メルセデスが得意とするインテリアコーディネートだ

 この価格帯となると乗用車として気軽に買える人は少ない。一般的に無理なくクルマを買うためには年収の半分程度を予算の目安にするといいとされているが、そうなるとGクラスは、年収2000万円以上の人に相応しいモデル、ということになる。ならば中古車を…と思っても、Gクラスは中古車市場でも人気で、古くても値段がなかなか下がらない。

 20年落ち、走行距離20万kmといった条件でも300万円程度のプライスが付けられているし、比較的年式が新しく程度の良い個体を探そうとすれば最低でも600~700万円の予算は欲しいところ。ローンを組むにしてもかなりの覚悟が必要だ。

 「でもGクラスは軍にも採用されたぐらいのヘビーデューティモデルであるから、古くて過走行車でも大丈夫でしょ」と思ってはいけない。Gクラスには窓落ちや、エアコンなどの電装系にまつわるトラブルが比較的多いうえ、メンテナンスや車検費用も高額だ。維持費や修理費がそれなりにかかることを承知の上で購入してほしい。

 どうしてもGクラスが欲しいのであれば、予算に余裕を持つのと同時に、じっくり検討し、信頼できるショップで根気よく探すという心のゆとりも必要だ。

 世界のセレブを魅了する孤高のラグジュアリーオフローダーGクラス。セレブでなくても、オフロードを走ることがなくても、一度は乗っておきたい魅惑のクルマだ。

【画像ギャラリー】本格オフローダーなのに、なぜかセレブに大人気!!  魅惑のベンツGクラスの変遷

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