似せたら売れると思うか?サラリーマンの模倣じゃん!

前に売れたモデルをリスペクトして、復活させたクルマ?ココになくても、いっぱいある。ミニやビートルやアルピーヌA110など。

単に、今のサラリーマンデザイナーの虎の威を借る狐的、模倣作じゃないの?スタイリングを似せておいたら、どんな中身のクルマでも何とかなるだろ、的な。

VWビートルやフィアット500やアルピーヌA110は、操安やトラクションを鑑みてRRにコンパクトなエンジンを積んだ先代に対して、名前だけ引き継ぎ、FFやミドシップを出した。

ミニクーパーは、似せて作ったが、大きくなった。

カウンタック?112台作るだけだョ!単なる、既製品の皮替、それっぽいスタイリングで出して見ました。中身はシアン、アヴェンタをハイブリッドに仕立て直しただけ。

カウンタックの装備やスタイリングには、意味があった。

当時のミウラのネガ消しで、V12横置から縦置ミドシップに変更された。

ミッション⇒エンジン⇒デフのレイアウトで配置するため、ミッション⇒デフに出力伝達するシャフトを通した。エンジン搭載高が上がったため、吸気をミウラのダウンドラフトからエスパーダらのサイドドラフトに変更された。左右ドア側方のNASAダクトは吸気のためだ。今のカウンタック、ダウンドラフトだから、必要ない。

ミウラのセミモノコックで設定した剛性を達成できず、鋼管フレームに変更された。サイドシルを高くする必要があり、乗降性を確保しつつ開閉に左右にスペースを取らないため、前ヒンジのバーチカルスタイルのドア開閉になった。今のカウンタック、インセクト型で、横にも張り出す。

そもそもミドシップは、キャビン居住性を犠牲にしてもエンジンやミッションやデフを直後にレイアウトするコトなのだ。4WDのための、フロント駆動のドライブシャフトやデフやプロペラシャフトなど、必要ないのだ。ミドシップ4WD、本来は必要ないレイアウトだ。

ミウラコンセプト、ココに挙げるべきモノか?このクルマ、ショー用にガヤルドにハメ殺しの皮を被せただけ、ヘタするとエンジンすら入ってないのでは?とすら、言われたクルマだ。ココに挙げるべき要素は、サラサラない。

 

 

 

 

 

 

 

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名車の「カバー曲」はヒット確実か? 売れたモデルをリスペクトして復活したクルマ5選
9/2(木) 18:36 Yahoo!ニュース
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偉大な「ヒット作」に原点回帰したらクルマは売れるのか?
 
偉大なヒット作をオマージュ
 クルマに限らず「昔の名前で出ています」的なパターンは多い。イメージが最初から付いているのでわかりやすいし、話題にもなる。最近では次期フェアレディZが原点回帰して話題になった。

【画像ギャラリー】復活したカウンタック、かっこいい~! リバイバル名車を写真で詳しく見る

 ただ諸刃の剣でもあって、逆のパターンだと、昔の名前がビッグネームすぎて、それを越えられなかったりすることもあって非常に難しい。カバーソングなんていい例だろう。「これはこれでいいんじゃない?」と、肩を並べられれば御の字だったりもする。クルマにも多くあって、今回はそのいくつかを紹介しよう。

フィアット500
 
フィアット500
 まずは成功例から。2007年に登場して、いまだに高い人気を誇っているのがフィアットのチンクエチェントだ。モチーフとなったのは、ルパンの愛車でお馴染みのフィアット500。ちなみに500をイタリア語で読むとチンクエチェントとなる。
 まさにビッグネームの復活で、一見するとそっくりで今風にアレンジしただけのようにも思える。しかし、この点が成功のポイントで、そっくりに見えるけど、よく見ると全然違うというのは重要だろう。
この絶妙な落とし所ゆえ、懐かしいけど新しい、そして飽きが来ないということになる。ルーツである2004年のジュネーブモーターショーに登場したコンセプトカー、トレピウーノからじっくりと煮詰めたのも成功をあと押した。

ランボルギーニミウラ コンセプト
 
ランボルギーニミウラ コンセプト
 こちらは市販化されなかったが、伝説のスーパーカーの復活として話題になったし、ここ最近のリバイバルものの先駆けにもなったのが、かのランボルギーニミウラを復活させたミウラ コンセプト。
 2006年のデトロイトショーに登場して話題になったが、デザインはもちろん鬼才、マルチェロ・ガンディーニでもなくて、結局一発屋でおしまい。
 実車を見た人に聞くと「ミウラの形をしたハリボテで、アレンジや工夫がまったくなし」とか「ボッテリしているだけだった」など、中途半端感がまさにハンパなかった。このまま進めていたら、ビッグネームを汚すところだったかも。ミウラ生誕40周年だったのに。

フォード・マスタング
 
フォード・マスタング
 アメ車でもレトロ復刻が流行ったが、そのきっかけとなった1台が、マスタングだ。初代のイメージを現代風にアレンジしたのは2005年に登場した6代目で、さらに7代目も踏襲している。
それまでの丸みを帯びたソフトな感じから一転。睨みの効いた感じは、本来の持ち味だよね、と思いきや初代はそこまで悪顔じゃないのがポイント。
 チンクエチェントと同じで、イメージは一緒でも、並べて見るとまったくの別モノというのを見事実現している。アメリカ人的にも十分ありで、人気を博している。

フォード・サンダーバード
 こちらは失敗例といったら失礼だが、サンダーバードの歴史自体に幕を下ろすことになってしまったのが11代目。
 初代の伸びやかなボディラインと、丸目&グリルをモチーフにして話題になったが、全体のシルエットが今ひとつなど、微妙な感じ。なくなってしまった理由としては2シーターオープンということもあるだろうが、やはり往年の古き良きアメ車感が弱かったか。

ランボルギーニカウンタック
 最新のレトロ復活系が超ビッグネームのカウンタック。これまで紹介した論法でいうと、ただ似せたのではなく、イメージは踏襲しつつ、しっかりとアップデート。
 ディテールはかなり作り込まれていて、うまくナサダクトやリヤランプまわりなどをモチーフにしている。ただ、ビッグネームすぎて、賛否両論巻き起こっているのは仕方がないかも。4億円、そして112台限定なので、チャンと作ってあれば失敗作にもならないだろう。

日産フェアレディZ
 そして最後に検証するのが、次期フェアレディZだ。ただのレトロ復活ではなくて、最新のスタイルに初代のエッセンスを入れ込んでいる。
 もともと日産デザインはこのパターンが得意で、2013年に発表したコンセプトカー、IDxは初代シルビアをモチーフにしつつ、510型ブルーバードのエッセンスを散りばめた秀作だった。この流れにフェアレディZもあるのは確実で、ここからさらにどう煮詰めていくかにはよるが、原点回帰モデルとして人気が出るのではないだろうか。
近藤暁史

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