菅政権の信頼度低下、ソレだけか?

本来、現職と新人の選挙、明らかに現職が有利なハズだ。まして、総裁選はあくまで自民内輪の選挙、もし、キチンと実務を対応デキているなら、コレ以上の選挙運動はないのだ。

コロナ問題は、疫病学者達をダマらせ、感染取扱をやめ従来の発症取扱に戻せば、安倍で犯したコロナ混乱をストップできた。

今回のコロナ問題は、世界中の疫病学者達の医療クーデターだ。ソレに気付ける政治家も官僚もいない。マスコミも、疫病学者達の騒ぎ方に疑問すら持った者はいない。カレらのコモンセンスとカジュアリティーは全く機能せず、日本のみならず世界中、疫病学者達に乗っ取られた。

疫病学者達の口を塞ぐコトすらせず、単に、マスクを無意味と言った学術会議に、6人削減を突き付けただけだ。マスクだけ、口を塞いだ。

本人はオリンピック&パラリンピックをやったら、評価が上向くと思っていたのだろう。カレらは集めたカネを返すのがイヤで、やって競技会的に成功すれば、評価を戻せる甘い目算があった。

コロナ感染数は減らない。なくなるハズなどない。感染用のユルいワクチンを全員接種しようが、型が変わって感染数は殆ど減らない。

肺炎は病原体も様々で、細かくはヒトは始終感染するリスクは転がっている。しかし、フツ~の抵抗力免疫力があれば、感染していても発症しないのだ。マイコプラズマまでの肺炎は、発症取扱だったので騒ぎにならなかった。だから、疫病学者達は声高に感染取扱で騒ぎ続けている。

むしろ、このバカな1年半を経て、それまで抵抗力免疫力あったヒト達のそれが下がり、感染したり発症し重症化している。

そんなバカな世の中を招いてるのは、菅政権始めとする政治家や官僚だし、マスコミだ。カレらがキチンと気付き、疫病学者達の発言の意図を調査すれば、この1年半の愚かさに気付く。でも、カレらのコモンセンスやカジュアリティーではソコに達せず、シビリアン・コントロールは医療に対して無力であるコトを全世界的に暴露している。

何と言っても、中国はコロナを起こした国だからムリだが、ロシアのプーチンなどはこの"不都合さ"に気付いても良さそうだった。アメリカはメタボも運動不足も多く、抵抗力免疫力も低く、ダメだろうが。

どの国が最初に気付くだろうか?世界中、政治家も官僚もマスコミもバカだ。

 

 

 

 

 

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「わずか2分間の発言さえ誰も信じない」結局退陣に追い込まれた菅首相の軽すぎる言葉
9/6(月) 17:16 Yahoo!ニュース
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首相官邸に入る菅義偉首相=2021年9月3日午前、東京・永田町  - 写真=時事通信フォト
菅首相はなぜこのタイミングで退陣を表明したのか

 9月3日の「首相退任・退陣表明」には驚かされた。菅義偉首相は前日の夕方には自民党本部を訪れ、二階俊博幹事長にあらためて自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬の意思を伝えていたし、総裁選で示すための30兆円に及ぶ経済対策の策定準備も進めていた。記者会見では「その時期がきたら、出馬をさせていただきたいと申し上げている。それに変わりはありません」と繰り返し、その姿が何度もテレビ画面に映し出されていた。

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 ところが今回の突然の表明である。沙鴎一歩はこの連載で「菅首相は後進に道を譲るべきだ」と訴えてきた。結果的にはそうなったが、引き際がきれいとは言えない。「立つ鳥跡を濁さず」である。もう少し早く表明し、一国のトップらしさを私たち国民に見せてほしかったと思う。

 それにしても、菅首相はなぜこのタイミングで退任・退陣を表明したのか。

小泉進次郎氏は涙をこらえながら「感謝しかない」

 これまでの報道を総合すると、菅首相が「出馬せず」を決めたのは9月2日夜とみられ、二階氏ら党幹部や内閣の主要メンバーに伝えたのが3日朝だった。

 この2日夜までに何があったのか。ひとつは、菅首相が信頼する閣僚の1人である環境相小泉進次郎氏との面会だ。小泉氏は8月30日から2日まで4日連続で首相官邸を訪れ、菅首相に対し、若手国会議員の首相批判と前首相の安倍晋三氏の意見を伝えたうえで「総裁選で勝てる見込みがあるのですか。もしその見込みが厳しいのなら現職の総理としてあえて選挙戦を戦う必要がありますか」と不出馬を勧めた。

 この小泉氏の助言が菅首相に不出馬を決断させた要因のひとつだろう。小泉氏は3日に退任表明後の菅首相と面会した後、涙をこらえながら「感謝しかない。引くという選択肢まで含めて話をする私に対して常に時間を作ってくれた」と記者団に語っていた。

細田派も麻生派も「菅首相支持」でまとまらなかった

 昨年9月に発足した菅政権は、GoToキャンペーンの失敗や新型コロナ対策の行き詰まり、東京オリンピックパラリンピックの強行開催などのあおりを受け、その支持率は下降し続けた。自民党にとって負けが許されない、衆参3選挙(4月25日)や3知事選、東京都議選(7月4日)でことごとく敗北し、菅政権は自民党内からも批判の声を浴びた。

 なかでも8月22日に投開票された横浜市長選では、全面的に応援した小此木八郎・前国家公安委員長が落選した。横浜市菅首相の選挙区があるおひざもとだ。求心力が一段と低下し、菅首相はますます苦境に立たされた。

 総裁選の日程が決まると、出馬表明した岸田文雄・前政調会長の優位がささやかれ、「菅首相が選挙の顔では衆院選に勝てない」との若手国会議員からの声が強まり、結局は安倍氏が強い影響力を持つ最大派閥の細田派や、第2派閥の麻生太郎・副総理兼財務相麻生派も「菅首相の支持」でまとまることがなかった。

毎日新聞の特報「衆院解散による総裁選先送り」を否定したが…

 この情勢の悪化に菅首相は不安になって焦ったのだろう。二階氏ら自民党の執行部を変えるとともに、9月中旬の衆院の解散によって自民党総裁選の先送りを模索した。衆院解散総選挙に勝って総裁選を無風で乗り切るのが菅首相の当初からの作戦だった。

 しかし、自民党内ではいずれも「苦し紛れの策」と強い反発を受けた。安倍氏からも苦言の電話が入った。毎日新聞がこの「衆院の解散による総裁選の先送り」を特報したが、菅首相は9月1日に「解散ができる状況ではない」と記者団に答え、解散の可能性を否定せざるを得なかった。だが、事態は取り返しがつかず、菅首相は退任・退陣に追い込まれた。

 ここで気になるのが、安倍氏と麻生氏の言動である。この2人は菅首相の人気の低落を問題と考え、「菅では衆院総選挙に勝てない」と早い段階から岸田氏を次期総裁、次の首相に持ってこようとした節がある。選挙の顔を岸田氏に据え変えようと画策したのだ。

 そう考えると、これまで沈黙していた岸田氏が菅首相と二階幹事長に反発する形で、勢いよく総裁選出馬を表明したこともよく分かる。

安倍氏、麻生氏が離れたことが、決定打になった

 9月2日付の記事「『首相続投のための策謀に国民はうんざり』自民党内からも公然と"菅降ろし"が出てくるワケ」で、「岸田氏という政治家を見直した」と書いたが、安倍氏と麻生氏にうまく踊らされているのかもしれない。

 安倍氏菅首相に対する世論の動向を窺い、中心になって招致した東京オリンピックの開会式(7月23日)への出席を取り止めた。大会組織委員会の名誉最高顧問を務めているにもかかわらず、である。麻生氏も行政・規制改革相の河野太郎氏の総裁選出馬を思いとどまらせるような発言をして麻生派の分裂を食い止めようとしている。安倍と麻生両氏は、党利党略の思惑から菅首相を退任させて代わって岸田氏を傀儡に使って院政を引くつもりなのだ。実に政治の世界は、魑魅魍魎の世界である。

 それにしても、安倍氏と麻生氏にそっぽを向かれた菅首相のショックは大きかったはずだ。いままで頼りにしてきた人物から蹴落とされるのだから、一気に気力を失うのもよく分かる。この安倍、麻生両氏が離れたことが、菅首相に不出馬を決断させたのだろう。

■記者団への説明はわずか2分間だけ

 菅首相が退任・退陣を表明した翌日の9月4日付で新聞各紙が一斉に大きな1本社説にこの表明を取り上げている。

 朝日社説は「菅首相1年で退陣へ 対コロナ 国民の信失った末に」との見出しを立て、「新型コロナ対応で国民の信を失い、党内の支持も得られなくなった末の退陣である。災害級といわれる感染拡大と医療の逼迫が続く中、国民の命と暮らしを守る役割を途中で投げ出す菅首相の責任は極めて重い」と書き出す。

 「途中で投げ出す」「責任は極めて重い」と極めて厳しい指摘だが、菅政権に対する支持率の低さが、国民からの信頼の欠如を如実に示している。それは退任・退陣表明の3日の東京株式市場の日経平均株価が、新政権誕生への期待感から買いが優勢となって急騰したことからもうかがえる。

 朝日社説は指摘する。

 「事実上の退陣表明という節目であるにもかかわらず、首相は会見も開かず、記者団に短い説明をしただけで、質問も受け付けなかった。『選挙活動との両立はできない』と、コロナ対策への専念を不出馬の理由にあげたが、その言葉を信じるものは、誰もいまい」

 同感である。記者団への説明はわずか2分間だけ。「来週にでも改めて記者会見したい。このように思う」と話し、それ以上の問いかけには答えなかった。

 「選挙活動との両立はできない」というなら、なぜもっと早く退任・退陣を決断しなかったのか。それに自民党総裁としての任期は9月30日までだ。その時点、もしくはその前に首相の座も去らなければならない。長くとも残り3週間余りだ。この短い期間中に「感染拡大防止に専念する」(菅首相)としたところで、一体何ができるのだろうか。朝日社説が指摘するように菅首相が語った不出馬の理由はまったく信じられない。

■「勝ち馬に乗ることが優先された。その重いツケ」

 後半で朝日社説はこうも指摘する。

 「安倍氏の突然の辞任を受けた昨年の総裁選で、自民党は党員・党友投票の実施を見送り、主要派閥が雪崩をうって首相を担ぎ上げた。一国のリーダーとしての資質やビジョン、政策の吟味はそっちのけで、勝ち馬に乗ることが優先された。その重いツケが回ってきたともいえる」

 まさしく党利党略である。9月27日に投開票される総裁選では、党利党略ではなく、国民のことを真に考える党首を選出してほしい。

 朝日社説も続けて「今回の総裁選が、目前に迫る衆院選に向けて不人気な首相を代えるという、単なる看板の掛け替えであってはならない」と主張している。

菅首相の本質は党利党略を飛び越えた「個利個略」にある

 毎日社説は「独善と楽観が招いた末路」との見出しを付けたうえで、冒頭部分から「秋の衆院選が迫る中、内閣支持率の下落に歯止めが掛からず、政権運営が行き詰まった末の突然の退陣劇となった」と指摘する。

 毎日社説が指摘するように、菅首相という政治家の問題は、周囲の貴重な意見を聞こうとしない「独善」と新型コロナに対する「楽観」にある。

 毎日社説は「一時は、人事の刷新をテコに衆院を解散し、総裁選を先送りすることまで検討していた」とも指摘し、こう批判する。

 「こうした『禁じ手』を繰り返してまでも自らの政治的延命を図ろうとする『個利個略』の姿勢は、党内の大きな反発を招いた」

 「禁じ手」とは、唐突な役員人事と衆院解散だ。菅首相の本質は、党利党略を飛び越えた「個利個略」にある。だから自民党内でも批判の声が高まったのだ。

 毎日社説は書く。

 「先月の毎日新聞世論調査では、五輪開催を評価する意見が多数を占める一方、内閣支持率は26%と過去最低を記録した」
「昨年9月の首相就任直後は、秋田の農家出身の『たたき上げ』というイメージが好感され、支持率は6割を超えた」

 五輪開催の評価は意見が分かれるが、間違いないのはわずか1年での支持率の「6割」から「26%」への下落である。こうした支持率の低下に自民党の若い国会議員が敏感に反応し、前首相の安倍氏財務相兼副総理の麻生氏も首相交代を検討したのである。

■「まさに菅政治の本質と限界を露呈した」

 さらに「(新型コロナ対策で失態を繰り返した)にもかかわらず、先月下旬の記者会見では『(収束に向けた)明かりははっきりと見え始めている』と述べ、我慢を強いられている国民との認識の乖離が浮き彫りになった」と書き、こう指摘する。

 「この1年間、問われ続けたのは説明を軽視する首相の姿勢だ」
「首相は国民と真摯に向き合おうとしてこなかった」
「強権的な手法も反発を招いた」
「最後までなりふり構わずに人事権を振りかざして物事を動かそうとしたのは、まさに菅政治の本質と限界を露呈したものだった」

 首相の人事権を振り回すやり方は卑劣で、最後は自民党内だけではなく、国民にも見捨てられることになった。

■デジタル庁創設、携帯電話料金値下げ、処理水放出…

 産経社説(主張)は「自民党総裁選や衆院選での勝利がおぼつかないと考えたのだろう。菅義偉首相が総裁選不出馬を表明した。短命政権に終わるが、国難である新型コロナウイルス禍への対応をめぐり、国民の厳しい視線にさらされているだけにやむを得ない」と書き出し、こう訴える。

 「コロナとの戦いを緩めてはならない。加藤勝信官房長官田村憲久厚生労働相西村康稔経済再生担当相、河野太郎ワクチン担当相ら関係閣僚も菅首相の言葉通り、次の内閣発足までわき目もふらずコロナ対策に当たってほしい。総裁選に関わる暇はないはずだ」

 総裁選への出馬を前向きに検討している閣僚に釘を刺したつもりだろうが、閣僚以外なら出馬に全力投球しても構わないとも受け取れかねない書きぶりである。

 一方、朝日社説や毎日社説と違い、産経社説は菅政権を評価できる点も挙げる。

 「菅首相は『国民のために働く内閣』の看板を掲げ、デジタル庁創設や携帯電話料金値下げを実行した。懸案の東電福島第1原発の処理水をめぐり、海洋放出の方針を決めた。気候変動対策で脱炭素へ舵を切った」

 「外交安全保障政策は安倍前政権を継承して手堅く進めた。アフガニスタンの退避作戦以外は成果をあげた。バイデン米大統領との首脳会談では『台湾海峡の平和と安定』の重要性を確認し、日米同盟や先進7カ国(G7)、日米豪印の枠組み『クアッド』で対中抑止強化を戦略的に進めていた」

 朝日や毎日と違い、産経社説が菅政権を一部で評価したのは健全だ。批判もすれば、評価もする。新聞が「公器」で、その社説が「新聞の顔」といわれる以上、バランスを欠いてはいけない。一方的な主張を続けるだけでは、長期的には読者の支持を失ってしまうはずだ。
ジャーナリスト 沙鴎 一歩

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