次にマー君が目指すべきモノは?

世代の象徴たる斎藤佑樹が引退した。自分より15センチ近く小さいオトコ、高3の夏、自らの体調不良がなければ、負ける相手ではなかった。その小さいカラダを目一杯使って投げる姿が、判官贔屓の観衆やマスコミに祭り上げられ、ハンカチ王子と称えられた。自分が4年間、野村監督下でネチネチやられながらも北京五輪やWBCでも活躍し、最多勝争いでもダルビッシュ有に勝った。その間に東京六大学制覇してたみたいだが、WBCにも貢献した自分からは何物でもない。自らの4年後にルーキーとして入団、最初の2年は苦しみながらも進んでいた。しかし、カレは野村克也のコントロールに専念せよという教えを受けながらも、筋肉バカのコーチにスピードアップの課題を押し付けられ、高3のヒザのバネまでフルに使うフォームも禁じられ、カチカチのフォームで故障を繰り返した。自分はプロとして、ダルビッシュ有にも勝ち、無敗シーズンを送り、日本一にもなった。楽天では、果たし切った上でメジャーに行った。

斎藤佑樹の呪縛もなくなり、楽天には元メジャーリーガーだがアタマに打球食らったバカが監督してる。チームの運営はイマイチ、自分は防御率3点なのに4勝9敗、もはやシーズン無敗の古巣ではなくなった。

今後数年の投手寿命で、果たすべき目標は?

メジャーに戻って、ワールドシリーズ制覇?でも、あの粗悪ローリングスボールでヒジ手術のリスクを負いたくない。

NPB他球団に移籍して、黒田博樹もデキなかったNPB全球団勝利は?ソフトバンクに行けば、達成できるのでは?

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楽天田中将大にNYメディアからラブコール 米国分析家「契約を求める球団はいくらでもある」〈dot.〉
10/27(水) 11:30 Yahoo!ニュース
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楽天田中将大(c)朝日新聞社
 またもプレーオフで敗退したニューヨーク・ヤンキース。かつて「球界の盟主」と呼ばれていた同球団は、松井秀喜がシリーズMVPを獲得した2009年以降、優勝はおろかワールドシリーズへの出場も果たしていない。ニューヨークの地元メディアやファンたちは全米一の辛口で知られており、毎回シーズンやプレーオフで敗退すれば猛烈な批判がわき起こるのだが、それは今年も同じであった。

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 ヤンキースの地元メディア『NJ.com』は、10月6日、ア・リーグの地区シリーズ最後の1枠を決めるワイルドカードゲーム(ボストン・レッドソックスに6-2で敗退)で先発を務めたゲリット・コールを「もはやヤンキースのエースではない」と痛烈に批判した。その怒りはコールへの批判だけでは収まらず、その矛先はGMにも向けられ、昨オフに田中将大(現・楽天イーグルス)との契約を見送ったことを強く責めた。

「振り返ってみると、ブライアン・キャッシュマン(GM)の最大の過ちの1つは、田中将大の契約を見送り、同じ1100万ドル(約12億5280万円)でコーリー・クルーバーを得たことだろう。確かに、田中は衰えがあったかもしれないが、彼は賢くてタフだった。ますます神経質になっていたコールは、(田中がいれば)そのプレッシャーからも解放されていただろう」。

 昨季までヤンキースで7年間プレーしていた田中は、コロナ禍で試合数が全60試合に短縮された昨季を除き、メジャーでは毎年2桁勝利という安定した成績を残していた。しかし、契約が満了した昨季のオフ、ヤンキースは田中に再契約のオファーをしなかった。

 メジャーの他球団に移籍するという選択肢もあったが、田中は、古巣の楽天と2年契約(推定年俸9億円+出来高)を結び、8年ぶりの日本球界復帰を選んだ。その理由としては、田中がコロナ禍のアメリカで経験した、アジア系住民に対するヘイトクライムから家族を守りたかったからだとも言われている。

 楽天への入団が決まった時、現地メディアは田中の退団を悲しみ、シーズン中もそれを惜しむ声をあげていた。

 今季開幕すぐの4月16日、米大手スポーツメディア『スポーツ・イラストレイテッド』系の『インサイド・ピンストライプ』は、「田中将大を手放したことはヤンキースにとって大きな間違いだった」と題し、開幕直後からつまずいていたヤンキースの先発投手陣に落胆し、「田中を連れ戻すことができていれば、この穴の1つを埋めることができたのだが」と嘆いた。また、ヤンキース専門メディア『ピンストライプ・アレー』は今季終盤の9月15日、「田中は今年違いを生む男になっていたかもしれない」という記事を載せ、「先発ローテーションの中に、もう一人安定した投手(田中)がいれば今季は大きく違っていたかもしれない」と嘆息を漏らしている。

 このように、現地メディアの間でわき起こる「今すぐ田中をヤンキースに連れ戻せ」という訴えは、ワイルドカードゲーム敗退以降さらに広まっている。

 前述の『NJ.com』の記事もその1つであるが、他にも野球専門メディア『リフレクション・オン・ベースボール』は、「もしヤンキース田中将大接触していないのなら、今すぐにすべきだ」という記事を載せている。

 記事には、「ヤンキースは、コールの家に直接訪問して、コール夫妻のお気入りのワインと共にチーム残留を求めた」と書かれ、「ヤンキースは、田中にもコール同様に誠意を見せるべきだ」という主張がされていた。さらに、「ヤンキースは2年5000万ドル(約57億円)を提示して、田中からそれ以上の要求があれば、それに従うべきだ。また、もし、田中がアメリカで不安があるとなった場合に備え、いつでもオプトアウト(契約破棄)ができる権利を含むべきだ」と、契約内容についての提言もされていた。

 これらの記事からも分かるように、ヤンキースの地元では今でも田中のチーム復帰がかなり熱望されている。しかし、もし田中がメジャーに再び戻ったとして、これまでと同じような活躍はできるのだろうか。

 筆者は、”ピッチング・ニンジャ”の愛称で知られ、ダルビッシュ有や千賀滉大などプロの投手からも慕われている、有名な投手分析家のロブ・フリードマン氏に取材を行い見解を求めた。フリードマン氏に田中の9月末までの成績と映像を確認してもらうと、次のように回答した。

「(映像を観る限り)彼の状態は最高で、引き続きメジャーでも通用すると感じられます。私は彼のシンカーが特に好きで、この球は打者をも凍らせるほどの威力がありますが、切れ味は相変わらず良いです。また、スプリットやカーブも同様に好調ですね」。

 同氏によれば、今季の田中はメジャー時代と大きな差はないようだという。ただ、「速球はメジャーでみせた速度と動きのままだが、打たれる可能性は多少残っています。また、スライダーの切れ味がたまに平坦になっています」と気になる点は指摘され、「今のメジャーは三振を高く評価しますから、理想としては三振率を高くしてほしいですね」という提言も出た。

 それでも、同氏は、「(本人が望めば)契約を求めるメジャー球団はいくらでもありますよ」と太鼓判を押す。というのも、田中がメジャーで得た豊富な経験は、若い投手にとっても良きメンターやコーチのような存在にもなれ、そういった選手はメジャーでも大変重宝されるからだという。さらに、「(大谷翔平が所属する)ロサンゼルス・エンゼルスが彼を迎え入れたらとても面白いかもしれませんね」という大胆な考えも披露した。実現の有無は別にしても、エンゼルスが投手陣の再建を目指していることを考えれば、田中のエンゼルス入りは案外良いアイデアかもしれない。

 いずれにしても、今回のフリードマン氏への取材から、田中は今でもメジャーで通用する力を十分持っていることが明らかになった。となれば、田中のメジャー復帰は、本人の希望次第となりそうだ。

 アメリカでは依然として、アジア系住民に対するヘイトクライムがあるため、田中の早期のメジャー復帰は難しいかもしれない。しかし、その可能性はゼロではない。それも今年1月末に行われた楽天の入団会見で、田中が「ヤンキースと再契約したかった」と正直な心境を明かし、「アメリカにもやり残したことはある」とも語っていたからだ。

 現地でも熱望される田中のメジャー復帰はいつか実現するだろうか。田中を巡っては、ヤンキースを含めメジャー球団の今後の動向に注目していきたい。(澤良憲/YOSHINORI SAWA

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