GT-Rに踊らされなくても・・・

R32~R34スカイラインGT-Rばかりが騒がれている。この系のクルマ、RB26DETTはRBの中でも特別なエンジンだったが、この車幅やアテーサE-TSは必要ない。

チューニングするなら、もっと考えようはある。

R32スカイラインにはGXと言って、直4のCA20を積んだモデルもある。エンジンだけRB26DETTに積み替えるテもあるし、CA20をターボチューンするか、SR20DETに積み替えてチューンするテもある。もっとも、R32スカイラインでGX探すのが大変かな?でも、ディーラー営業車などで、最安グレードは出たハズだから、結構あるのでは?今は、2リッター直4でも、ターボで300~400馬力くらい出せたりする。

日本は、FFやFRでフロントのエンジンにミッション接続されてるモデル多いから、リヤトランスアクスルレイアウトのチューニングもやりにくいかな?「よろしくメカドック」じゃないが、FFをミドシップにするチューニングは幾分やりやすいかと思うけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

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新車での発売価格より倍以上! 中古取引価格がプレミアム化する「スカイラインGT-R」を振り返る
2022/01/30 17:00 MOTA29

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昨年2021年には新型トヨタ GR86/スバル BRZが、2022年には日産 新型フェアレディZの登場が控えるなど、一部でスポーツカーブームの再燃を感じる昨今。そんな中、今なお憧れのスポーツカーとして燦然と輝いている「スカイラインGT-R」。近年では驚きの高値で取引されるなど、その存在は年々貴重なものになっている。今回はR32、R33、R34と歴代スカイラインGT-Rを振返っていく。

名機RB26エンジンの幕開け「R32型スカイラインGT-R

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1989年に16年ぶりにGT-R復活となったモデル「R32型スカイランGT-R」。

FRベースながら、高度な電子制御により4輪に自在に駆動力を配分できる4輪駆動システム(アテーサE-TS)を搭載している。スペック上では280馬力となっているが、実際にはレース仕様の600馬力を想定して開発された。

さらに、その後のマイナーチェンジでは、Vスペック(1993年)、VスペックII(1994年)が登場。フロントヘビーな弱点を補うため、前後輪のブレーキローターをそれぞれ大型化。ブレンボ製のベンチレーテッドディスクブレーキを装備した。

当時行われていたツーリングカーレース「グループA」では4年間で29戦29連勝という金字塔を樹立するなど、国内・海外のレースで活躍。数々の輝かしい成績を残し、500台限定の「GT-R NISMO」やオーテックバージョン、そして、耐久用のベース車「N1」など、多くの限定車がいくつも存在している。

発売当初、最先端メカニズムを搭載したR32型GT-Rの新車価格は約430万円~約530万円だったが、現在の中古車市場では60台近くのモデルが出品されており、車両本体価格は473万8000円~約1600万円と驚きの高値で取引されている。

失敗作と揶揄された「R33型スカイラインGT-R

1995年、ボディサイズの大型化・ホイールベース延長などにより、ひと回り大きな3ナンバーサイズとなって登場したのがR33型スカイラインGT-R

エンジンは引き続きRB26DETTを搭載。足廻りにはブレンボ製ブレーキキャリパーを全車標準装備していた。

1997年にはオーテックジャパンより、4ドアセダンGT-Rとなる「スカイラインGT-Rオーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」を発売。422台のみ生産された4ドアGT-Rは、2ドアのGT-Rを4ドアに改良したため、リアフェンダーやリアドアなどは新たに形成されていた。

他にも、R33型 GT-Rル・マンへの参戦記念として期間限定販売された「LMリミテッド」なども。LMリミテッドは、チャンピオンブルーのみ販売された。さらに、NISMOが手がけたコンプリートカー「NISMO 400R」は、その名のとおり400馬力を発生させるハイパフォーマンスモデルで、生産台数はわずか55台。

日産の技術力の高さはもちろん、オーテックNISMOから販売されていた限定モデルやコンプリートモデルは、当時のキャッチコピー「マイナス21秒のロマン」のようにロマンを感じさせてくれる魅力があった。

ボディの大型化などにより、失敗作と揶揄されるR33型だが、プロトタイプでは世界一過酷なサーキットとして名高いニュルブルクリンク北コースで先代(R32)のラップタイムを21秒上回る7分59秒を記録するなど、高い潜在能力を誇っていた。

R33型GT-Rの新車価格は約478万円~約550万円だったが、現在の中古車市場では約50台程のモデルが出品されており、車両本体価格は約500円~約1600万円と、こちらも驚きの高値で取引されている。

シリーズ最強モデル「R34型スカイラインGT-R

最後にして最強のスカイラインGT-RとなったR34型は1999年1月に発売を開始。

先代R33型で不人気だったボディ周りを凝縮。ホイールベースを約50mm縮め、空気抵抗を軽減する新しいエアロシステムを搭載しながらも、先代とほとんど変わらない重量に抑えハンドリング性能が向上した。また、エクステリアでは吊り目タイプのヘッドライトを採用するなど、より迫力のあるデザインに。

他にも、スカイライン初の6速MTの採用やカーボンディフューザー、可変リアスポイラーといった意欲的なメカニズムも多数備える。その後、約3年と短い生産期間ながら2002年に有終の美を飾る。

R34型GT-Rの新車価格は約499万円~約630万円だったが、現在の中古車市場では約50台程のモデルが出品されており、車両本体価格は約1300円~約3500万円と、歴代スカイラインGT-Rの中でも一際高値で取引されている。

スカイラインGT-RはR34まで日本国内のみでの生産・販売だった為、海外でも「伝説のマシン」として今なおその名を轟かせているモデル。

さらに、大ヒットカーアクション映画「ワイルド・スピード」シリーズで、故ポール・ウォーカー演じる主人公ブライアンが駆るマシンとしてアメリカでも高い注目を浴びるように。昨年公開された最新作「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」でもブルーのR34型GT-Rがワンシーン登場し、ファンの間で話題となった。

価格や盗難対策など、所有するには中々勇気のいるモデルだが、いつまでも夢を見させてくれる最高の1台だ。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

※記事中の中古車価格は2022年1月時点のMOTA調べ

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