選手バカなら、指導者バカ、学者はアタマだけ。

日本と言わず、プロ野球界、野球ばかりで勉強してない。選手バカ、指導者バカ、かと言って学者はアタマだけ。しかも、学問的に出遅れたからか、日本学者もアメリカに尻馬乗りしてる。

冷静に考えて見たらいい。トミー・ジョン手術は、アメリカでやっているのだ。こういう学問やアメリカ式のトレーニング、トミー・ジョン手術の患者を安定供給するための仕組なのだ。

日本はカラダのできる中学高校で、特に投手は甲子園目指してハードトレーニングして20代に向けたカラダの下地を作って来た。トレーニングの重点は、1人で投げ抜くための持久力、日に20キロ以上のランニングと200球以上の投げ込み。漫然と投げるのではなく、内外高低緩急の投げ分けやコントロールとキレ。クルージングでのレベルアップなのだ。

しかし、近年高校の指導者や高野連中心に、バカな正しくもないアメリカ式ノースローやタマ数制限を持ち込み、その限りではなくなった。トレーニングも瞬発力や投げる筋力アップ主体。タマ数も全力投球主体。スピード持久力的考えは、今の距離主体走り込みからトラックスピード養成に変わった、長距離走の考え方に似る。

巨人や西武やソフトバンクら、去年の雪辱に燃える、ハイピッチのキャンプ?例えば、菅野や高橋や千賀ら、キチンと中学高校から投げ込んでトレーニングした投手ではない。カラダもデキ上がってない内から、こんなハイピッチで投げて大丈夫だと思う?

投手でも打者でも、カラダがデキてない内にやってはいけないトレーニングはあるのだ。

原の超高速ピッチングマシン打撃は、巨人打線のバッティングを破壊し尽くしたし、投手陣早仕上げは菅野らのシーズン終盤やCS離脱に寄与している。指導者は、明らかに自分達の現役時代にやらなかったコトをやらせて、負わなくて良かった負担をかけている。

かと言って、学者は学者でキチンとした正論に行き着いていないのだ。アメリカ式がダメなコトはわかっている。むしろ、日本式の方が正論に近いのだ。

 

 

 

 

 

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昨季「まさか」の屈辱セパ3球団 主力投手陣キャンプ初日からブルペン全開の吉凶
2/5(土) 11:41 Yahoo!ニュース
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やる気満々のソフトバンク千賀(C)共同通信社
 アクセルベタ踏みの事故注意だ。

 巨人、西武、ソフトバンクは初日から一軍投手全員がブルペン入り。キャンプが「鍛える場」から実戦を交えた「調整期間」となって久しいが、それでも1日目からエースも若手もバンバン飛ばしているのは珍しい。

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 この3球団はいずれも昨季「まさか」の屈辱を味わったばかり。3位巨人は戦力がありながらベンチのミスで自滅し、借金で終戦した。西武は42年ぶりの最下位。日本シリーズ4連覇中だったソフトバンクはリーグ制覇どころか、Bクラスの4位に終わった。

 投手陣が血眼になるのも無理はないとはいえ、それにしたって飛ばし過ぎが気になるところだ。

■周囲のハイペース

 評論家の山崎裕之氏は「投げなさ過ぎるよりはマシですよ」と、こう続ける。

「我々古い時代の人間に言わせると、今の投手は投げ込みが少な過ぎる。投げ過ぎて故障が怖いとは言いますが、上体に頼って投げているから、ヒジや肩を痛めてしまう。下半身をしっかり鍛えて理にかなったフォームならば、問題ありません。昔の投手は利き腕の筋肉が盛り上がっていたので、『洋服屋泣かせ』と言われていたほどです」

 だからといって、いくら投げてもいいわけではない。昨季5位の中日では大野が初日、ブルペンで77球。張り切るエースに、立浪監督も「状態がいいのはわかったから、飛ばし過ぎるな」とストップをかけた。西武の辻監督もキャンプ前、一軍スタートのドラフト1位の隅田、2位佐藤の両左腕に「飛ばし過ぎなければいい」と話していた。

 主力投手がガンガン飛ばせば、雰囲気に流されて「オレもブルペンに入らなきゃまずそうだ」という若手もいるだろう。経験の浅い選手が周囲のハイペースに乱されるケースは往々にしてある。

「大野はいまさら首脳陣にアピールする立場でもないので、万が一があれば困りますからね。ルーキーや若手についても、投手コーチがブレーキをかける必要がある。実績のある投手や若手にはセーブをかけつつ、投げさせるべき投手には投げさせる。この辺りの見極めもコーチ陣の重要な仕事になります」(前出の山崎氏)

 重要なのはアクセルより、ブレーキの踏みどころだ。

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