原辰徳の"配慮見せ"起用!ワザワザ、タイトル機会も奪った。

翁田大勢、原辰徳監督の3連投させない、3日目はベンチ入りすらさせないという迷起用で、外人にもワリを食わせ、チームもよく負けた。

23歳、大卒1年目にも相当するし、アメリカに留学したワケでもないのに、このトシでトミー・ジョン手術の御世話にもなっている。細く長くなんて、アテにならないのだ。このスタイルのピッチングフォーム、全力投球し続けられる間しか抑えられないから、中継や抑えしか適性がない。

原辰徳監督のケツに火が点き、今更、カレの3連投も解禁するのだとか。本来、カレが投げていたら、今までに稼いでいたハズのセーブ数や、チームの勝利数を考えたら、バカな選択だったとしか、言い様がない。

ヤクルト村上、個人的にはバレンティンの130試合60本を抜いた上で、143試合でボンズの73本を抜いて欲しい!

オリックス杉本を考えても、来年どうだかわからないのだ。

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巨人「大勢」が31セーブで新人歴代3位 それでも起用法には疑問【柴田勲のセブンアイズ】
9/6(火) 17:00 Yahoo!ニュース
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“一球”の怖さ 
(翁田)大勢
 巨人がクライマックス・シリーズ進出争いに踏みとどまった。2日からの3位・阪神戦(甲子園)を2勝1分けと勝ち越して2ゲーム差とした。

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 4日の試合をモノにしたのは大きい。負ければ「4」ゲーム差だった。今後の阪神次第ということもあるが「4」と「2」では全然違う。とにかく3位浮上だ。Aクラスなら格好がつく。Bクラスで終わってはダメだ。

 それにしても“一球”の怖さを改めて知った思いだ。4日、0-0の7回無死一塁。中田翔が6回までわずか1安打に抑えられていた西純矢から左翼席に決勝となる17号2ランを放った。初球だった。

 西純は直前の打者・丸佳浩にストレートで四球を与えており、直後に一発を食らった。こんなのはベンチで防ぎようがない。典型的なケースだが、フォークがすっぽ抜けて甘く入ってしまった。失投だった。

 おそらくフォークで併殺を狙ったのだろうが、ここは真っすぐで押すべき場面ではなかったか。いまの中田は速い球に弱い。真っすぐなら詰まっていたと思う。抜けたフォークに反応した中田は見事だが、阪神バッテリーの攻め方の問題だった。結果として西純の好投がフイになった。一球に泣いた。

 今回の阪神3連戦、救援陣が頑張った。無失点だった。今季は救援陣が崩れて試合を落とすケースが多かった。だけどこうして救援陣が機能すれば試合を拾える。残り試合は「18」、遅まきながらだが、最後までこの調子でいってほしい。

私が監督なら……
(翁田)大勢が4日、31セーブ目を挙げた。1990年に与田剛(中日)が記録した新人歴代3位に並んだという。

 報道によると原辰徳監督は勝負の18試合を見据えて試合を締める展開になったら大勢の3連投を解禁する方針だという。

 ただ今コラムで何度か指摘してきたが、この期に及んで限定1イニング、また回またぎをさせないのか。よく分からない。他の投手たちはどんどん使っている。

 新人は新人だが昨日今日投げた投手ではない。すでに40試合以上(47試合)に登板している。まだ23歳だ。若い。それに使い減りするタイプではないと見た。

 8月31日のヤクルト戦(京セラドーム大阪)で同点の9回から1イニング、2日の阪神戦でもこれまた同点の11回に1イニング起用した。私が監督なら「この試合の決着がつくまで投げろ」と話して送り出す。救援陣で大勢以上の投手はいない。セーブの失敗は5月8日のヤクルト戦(東京ドーム)の1度だけだ。抜群の安定感を持っている。38、9歳の投手を使うわけではない。酷使じゃない。

 コントロールで勝負する。ストライクを先行させる。球数を少なくしてしのぐにはどうしたらいいか。配球。長いイニングをこなすことは勉強になる。

 高橋優貴だってもっと使った方がいいと思う。昨年は11勝をマークして今季は投手陣の中心として期待された。だが1勝と低迷して現在はファームで調整中だ。コントロール難に苦しんでいる。

 これまた「私なら」になるけど、「無四球を狙って全部ストライクを投げろ」と話してマウンドに送り込む。細かいことを考え過ぎている。メンタルの問題だろう。11勝を挙げた投手だ。きっかけがあれば立ち直る。少し悪くなると即ファームでは問題が解決しないのではないか。

ヤクルトの強さ
 今週もどうしてもヤクルト・村上宗隆の話題になってしまう。4日の中日戦(神宮)で史上9人目となる51号を放った。日本人では85年の落合博満(ロッテ)以来、37年ぶりだ。

 ヤクルトの残り試合は「22」、64年に王(貞治)さんが達成した55本の記録に並び、また抜くのは間違いないだろう。

 記録を更新する立場にいるが、打撃スタイルが全くぶれない。どっしりと構えて打てる球だけを待っている。打とう打とうと思ってなんにでも手を出すと打撃が崩れるものだがその兆候が見られない。

 ウラディミール・バレンティンが持つ日本記録の60本となると、ちょっと難しいと思うが、さてどうなるか。また史上最年少の三冠が視野に入っている。22歳の若さながらしっかりとした打撃を備えている村上の今後にますます注目だ。

 現在5位の巨人は6日から本拠地の東京ドームにDeNAを迎えての3連戦、さらに中日2連戦、そしてマツダでの広島戦と「3位浮上」に向けて落とせない試合が続く。

 どうかチーム一丸となって頑張ってもらいたい。Bクラスだけは勘弁である。
(成績は5日現在)

柴田勲(しばた・いさお)
1944年2月8日生まれ。神奈川県・横浜市出身。法政二高時代はエースで5番。60年夏、61年センバツ甲子園連覇を達成し、62年に巨人に投手で入団。外野手転向後は甘いマスクと赤い手袋をトレードマークに俊足堅守の日本人初スイッチヒッターとして巨人のV9を支えた。主に1番を任され、盗塁王6回、通算579盗塁はNPB歴代3位でセ・リーグ記録。80年の巨人在籍中に2000本安打を達成した。入団当初の背番号は「12」だったが、70年から「7」に変更、王貞治の「1」、長嶋茂雄の「3」とともに野球ファン憧れの番号となった。現在、日本プロ野球名球会副理事長を務める。

デイリー新潮編集部
新潮社

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