歴史上、最もカッコいいピッチングフォーム

歴史上、最もカッコいいピッチングフォーム、メディア関係者30人にしか調査してないのに記事にするの?

1位は10票で野茂英雄、2位は5票で村田兆治、3位は3票で唐川侑己ダルビッシュ有斉藤和巳、他にも岩隈久志江夏豊山田久志大野豊松坂大輔渡辺俊介、あまりに範囲が広く調査が狭く、バラバラなまんま纏まらず、記事になってしまった。投票の雰囲気から、V9巨人当時のヒトは江夏や山田や村田を挙げたろう。金田正一平松政次山口高志らを挙げたヒトすらいなかった。

どの時点のフォームを見てるかもわからない。

野茂英雄近鉄当時のフォームより、ドジャース以降の方がシンプルでキレイだ。岩隈久志近鉄ブレークの二段モーションより、その後のモーションの方がキレイだ。江夏豊阪神当時のオーバースローと広島以降のスリークオーターがある。

カッコいいとは、確かに曖昧な基準だ。能見篤史のワインドアップからの右打者インサイドは、阪神当時の江夏豊を更に大きくしたキレイさだ。巨人桑田真澄は結構フォームを変えていたが、あの2年目のピッチングフォームは好きだった。斉藤雅樹のサイドスローは、それまでの変化球投手にはないパワーが加わるフォームの雄大さを感じた。

プロに入ってフォームを変えたり、力任せになったが、早実荒木大輔や横浜高松坂大輔のピッチングフォームはカッコ良くキレイだった。

コレでは絞れない。

 

**********************************

「歴史上、最もかっこいい投球フォームは?」意外な人気はパ・リーグの現役セットアッパ―〈dot.〉
2/18(土) 11:30 Yahoo!ニュース
  202 
トルネード投法」で世界中の野球ファンを魅了した野茂英雄(写真:アフロ)
 投球フォームは十人十色だ。正解はなく、個々の特徴にあった独創的な投げ方がファンの心をつかむ。日米でリリーバーとして活躍した岡島秀樹は、リリースの瞬間に捕手を見ず、顔を下に向けて投げる独特の投球フォームだった。巨人時代に投手コーチだった鹿取義隆に個性的なフォームを尊重されたことで大輪の花を咲かせた。指導者との出会いも、才能を覚醒させる上で重要なポイントになるだろう。

【写真】平成で最もかっこいいバッティングフォームは?

 今回は新聞、テレビ、ネットなどメディア関係者30人から「あなたが選ぶ最もカッコいい投球フォーム」を選んでもらった。江夏豊山田久志大野豊松坂大輔渡辺俊介などを推す声が上がる中、「二段投球フォームの時の岩隈久志」という意見が。民放テレビ関係者は、その理由をこう語る。

「2006年からNPB二段モーションの規制が強化されたことで、岩隈、三浦大輔など二段モーションで投げていた投手たちはフォーム改造を余儀なくされた。近鉄時代の岩隈は二段だったのですが、その投球フォームは『美しい』の一言でしたね。年々体格がたくましくなっていくのですが、当時はマッチ棒のように華奢で。身長190センチのフォームから、右腕を脱力して二段でタメを作って140キロ後半の快速球、縦のスライダー、打者のタイミングを外すスローカーブを投げていた。フォーム改造後も楽天のエースとして活躍し、メジャーでも結果を残したので名投手なのですが、もし二段モーションのままだったらどんな投手になっていたんだろうと想像してしまいますね」

 ソフトバンクのエースとして活躍した斉藤和巳と現役のメジャーリーガー・ダルビッシュ有パドレス)も3票入った。斉藤には「魂を感じる投球フォーム。投げた試合は最後まで勝つという強い意志を感じた」、ダルビッシュには「多彩な変化球を操るけど、投球フォームが全く変わらない。ピンチで抑えた後に雄叫びをあげるまでの動作がかっこいい」などのコメントが。

 ロッテの唐川侑己も3票だった。セットアッパーとして活躍しているが、昨年は17試合登板で防御率5.28。他の投手たちと比べて実績は見劣りするが、「無駄な力は一切入らずに流れるようなフォーム。何度見ても美しいなあと感じる」、「カッコいいフォームで浮かんだのが唐川。球が特別速いわけではないし、凄い変化球があるわけではないけど、あの投球フォームは一切の無駄を省いた独特の世界観を感じる」と評価する声が聞かれた。

 2位は5票で、「マサカリ投法」の村田兆治。左足を高々と上げて大きく踏み込み、右腕を勢いよく振り下ろすダイナミックな投球フォームで、現役時代を見ていた50代以上のベテラン記者からの支持が集まった。「村田さんは本当にかっこよかった。あんな投げ方をする人はいないでしょう。落差の鋭いフォークは分かっていても打たなかった」、「最初にあのフォームを見た時は衝撃だった。子供たちはみんな真似していましたね。溜めが長い投球フォームは強靭な下半身がないとできない。オンリーワンでしたね」。

 1位は10票と断トツだった。日米201勝を挙げた野茂英雄。大きく振りかぶり、打者に背中を向けるほど上半身をねじり、右腕を振る「トルネード投法」は社会現象になった。独特のフォームから繰り出される150キロを超える剛速球、様々な軌道で鋭く落ちるフォークで三振の山を築く。現役時代に野茂を取材したスポーツ紙記者は「かっこいいフォームは野茂さん一択ですね。メディアの前では寡黙であまり言葉を発しなかったのですが、マウンド上の投球フォームで心をわしづかみにしていた。日本人選手がメジャーでプレーするのが想像できなかった時代に、野茂さんがパイオニアとなり米国のファンを熱狂の渦に巻き込む活躍を見せた時は誇らしかった。あのフォームは一生忘れません」と振り返る。

 投球フォームには、時にその投手の生き様や哲学が表現される。今後も個性的な投球フォームの誕生に期待したい。(今川秀悟)

**********************************