元々、モノやサービスや食事に出せるおカネって、大体決まっている。
クルマやオートバイや自転車やテレビや録画機器やPC関連機器など、自分の生活の第1必需品や、個別の対応や修理、外食に於ける"何を食べるか"など、基本ソレ以上出さない。出さざるを得ない場合は、行かない。
シューズについても、そう。
今まで、スポーツグッズショップのバーゲン品で、ナイキの値下がりが大きいため、ナイキジョーダン系バスケットシューズを処分価格、定価の3割内5千円程度で買っていた。ジョーダン系バスケットシューズだと、スケーター系にも近い。レザー/合皮にズーム系クッション、ソールのクッションが硬過ぎず柔過ぎず絶妙だ。長く歩き、タマに走り、クルマでも適度なレスポンス感が伝わる。
足をケガしてからは、もう少しクッション欲しい場合がデキ、ボディーメーカーからの千円ちょいのエアークッションシューズ出たので、ドン・キホーテで3割引で3足買って普段履きに使っている。今は、リハビリついでに長く歩いたり走る場合がデキ、アクティブギヤとドン・キホーテのコラボ、4センチ厚底ランニングシューズ、ファウルラン(競技用としては規定超)を定価7,990円の3千円引で買った。
今や、規定内厚底のランニングシューズ、ナイキなどは2万5千円以上3万くらいのモノを出しているし、他メーカーも追随しているし、ユーザーたるランナーも乗せられている。フツ~、安いシューズで勝とうと考えるヒト、いないのかと思うが。
クルマの運転、歩きくらいの用途価値に1万以上出すと思う?
日本の様々な商品メーカー同様、ミズノも、消費者購買力や動向が見えなくなっているのか?
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「運転しやすい」だけじゃない ミズノが突いた、ドライビングシューズの盲点とは?
3/19(日) 7:05 Yahoo!ニュース
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アウトソールには足の接地を安定させる「ラウンドソール」を採用(同社提供)
ミズノが手掛けるドライビングシューズ「BARECLUTCH(ベアクラッチ)」が人気を集めている。2022年9月20日に発売したところ、発売から半年で、1年間の売り上げ目標の6000足をはるかに上回る好調ぶりだという。
【画像】ミズノのドライビングシューズ「BARECLUTCH」(1万2100円)
BARECLUTCHの前身は、21年に同社とマツダがコラボしたドライビングシューズだ。スポーツ用品メーカーのミズノ、自動車メーカーのマツダがそれぞれの技術やノウハウを持ち寄って共同開発した。「どれだけ売れるのか予想できなかったので、クラウドファンディングサービスでの予約販売にしました。価格も約4万円と高価でしたので、正直なところ50足売れたら御の字だなと思っていました」(ミズノ ワークビジネス事業部次長 香山信哉さん)
ところが予想を大きく裏切り、用意していた1100足が数日で完売する事態に。急遽追加生産した250足もあっという間に売り切れた。これを受けて、香山さんは一般発売しても売れると確信。よりデザイン性や素材にこだわった次のモデルをミズノ独自で開発し、約2年かけて完成したのがBARECLUTCHだ。
ドライビングシューズの「歩きずらさ」を解決
BARECLUTCHには、マツダとの共同開発で生まれた「MIZUNO COB(ミズノ コブ)」と呼ばれるソールを採用。これは、クッション性を確保しながらも足裏の感度を高めるソールで、ミズノがアスリートのトレーニングシューズ開発で培った情報伝達技術を活用している。
「ドライビングシューズは足裏の感覚を高めるために、ソールを薄く・硬くするのが一般的です。しかしこれだと、クッション性が少なくなり、歩く時の衝撃がダイレクトに伝わってしまい、歩くのには向いていません。そのため、運転するときはドライビングシューズ、車から降りて歩く時はスニーカー、と履き替える人が多いのが現状でした」(ミズノ ワークビジネス事業部 商品企画 横山大さん)
MIZUNO COBでは中敷きがいらないほどソールに厚みを持たせ、クッション性を高め歩きやすくした。しかし、厚みが増えると足裏の感度は下がってしまう。
そこで、足裏と接するミッドソールの上面とアウトソールに連動した凹凸をつけた。この凹凸によって、厚みが増えてもアウトソールからの情報を足裏により正確に伝達することが可能となった。運転時に必要な足裏の感度と、日常履きに使える歩きやすさを両立した。
靴型はサッカーのスパイクを活用
アクセルやブレーキのペダルの踏み替えは、かかとを中心に足を動かすことでコントロールしている。そのため、安全運転にはかかとの安定感が欠かせない。
「BARECLUTCHのアウトソールには、足の接地を安定させる『ラウンドソール』を採用しています。アウトソールのかかと部分に丸みを持たせてアッパーまで巻き上げることで、床との接地面積が増えます。その結果、かかとを軸に足を前後左右に動かしやすくなり、安定したペダル踏み込み操作とスムーズな踏み替え操作が可能になりました」(横山さん)
もちろん車種によって足の角度、かかとの接点は変わってしまう。どんな車種でも操作しやすいよう、細かい調整を重ねたという。
BARECLUTCHの靴型はサッカーのスパイクを活用した。横山さんによると、サッカーの細かいボールさばきを可能にするスパイクは操作性が高く、ドライビングシューズにも適していたのだという。
「女性用のサイズ、カラーが欲しい」との声も
アッパーには足全体を包み込む、上質で柔らかい人工皮革を採用。「歩行時の足の動きにフィットしやすい上、本革のような高級感もあるのでカジュアルからビジネスまで幅広いシーンで履くことができます」(横山さん)。カラーはホワイト、ブラック、ネイビーの3色を用意した。
BARECLUTCHの発売に際し、同社は試乗会ならぬ試履会を開催。マツダ「ロードスター」、トヨタ「アルファード」「ノア」などさまざまな車種を用意し、その履き心地を体験してもらった。また、東京オートサロンや大阪オートメッセといった車のイベントにも出展した。「試履会やイベント出展では、予想以上の好感触を得ました。機能性はもちろん、車離れが叫ばれる中で“車に乗る人のために開発した”と言う部分が、大きな共感ポイントになったのだと思います」(香山さん)
発売以来、品薄が続く好調な売れ行きだが、主な購入層は40~50代だという。価格も1万2100円と前回モデルより抑えたことから、2足まとめて買いやリピート買いをする購入者も多いという。
好調な売れ行きの一方で、「女性用のサイズ、カラーバリエーションを出してほしい」「趣味だけだはなく、仕事で車に乗る人のためのシューズを作ってほしい」などの要望も寄せられているそうだ。「今後は機能やデザイン性を進化させるだけだなく、グレードを上げたモデルや仕事用など商品の幅を拡充していきたいです」(香山さん)。車に乗る人を足元から支える、BARECLUTCHの次の一歩に注目だ。
ITmedia ビジネスオンライン
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