低グレードの方が高性能!BMW Mの愚かな車種性能構成!

ポルシェがVWアウディーの操り人形となり、クルマ作りの主体性をなくし、911カレラの3リッターターボ化され、ノーマルカレラがGT3より速くなってしまうという、グレード性能構成を壊してしまった。一方で、ボクスター/ケイマンに911系エンジンを積んで、911系より速いボクスター/ケイマンを作ってしまうという、車種性能構成も壊してしまった。

ポルシェはVWアウディー買収を計ったがVW法に阻まれ、逆に買収されるコトになった。ランボルギーニベントレーら同様、VWアウディー傘下になるコトでクルマ作りの主体性をなくした。

しかし、BMWはローバーやロールスロイスらを配下にしたグループのリーダーなのだ。クルマ作りの主体性を発揮し得る位置にあるのだ。しかし、グローバル化に於いて、デザインや企画などに於いて、他国他社からの人材を受け入れ社内腐敗を起こしてしまった。クリス・バングルに依るE90以降のデザイン醜悪化や1・2シリーズFF化やM系搭載エンジンのグレード跨ぎ共用で、M系車種性能構成を狂わせた。

M135やM2に、3リッター直6ターボを積んだのが間違いだったのだ。M3やM4の方がスペックで勝っても、M2の方が小さく軽い。同様のコトが、4.4リッターV8ターボ共用に依るM5とM6⇔M7とM8系でも起きてしまった。エンジンのグレード跨ぎ共用は、高性能エンジンのコストダウンには有効だが、車種性能構成に不整合を招いた。また、下級グレード車両のサイズ拡大と車重過大を招いた。

グループのリーダーでありながら、リーダーの脳に当たる担当人材の腐敗により、クルマ作りに主体性はあっても、自ら狂ったクルマ作りを進めてしまった。

M1系とM2、2リッター直4ターボ

M3とM4、3リッター直6ターボ

M5とM6、4.4リッターV8ターボ

M7とM8系、6リッターV12ターボ(ロールスロイスとは別チューン)

とするだけでも、車種性能構成は整理デキるハズ。

 

 

 

 

 

 

 

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満ち溢れた時間へ没頭 BMW M2 クーペ G87型の6速MTへ試乗 大成功の仕上がり
6/21(水) 8:25 Yahoo!ニュース
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従来以上にパワフル シャシーは熟成
 
BMW M2 クーペ・マニュアル(英国仕様)
近年は、欧州でも物価の高騰が激しい。自動車の価格も大幅に上昇しているが、便乗して余分に利益を得ているのではと、勘ぐってしまいそうになる。しかし、BMWは疑わなくて良さそうだ。

【写真】満ち溢れた時間へ没頭 BMW M2 クーペ 競合のスポーツモデル 最新M4 CSLも (142枚)

2016年に英国のショールームへ並んだ、先代のF22型BMW M2のお値段は約4万5000ポンドだった。インフレを加味し、2023年の価値へ換算すると約6万ポンド(約966万円)。当時は比較的お手頃といえ、英国では歴代のMモデルで最高の数が売れている。

最新のM2は以前にも増してパワフルで、熟成されたシャシーを得ている。それを踏まえると、6万5000ポンド(約1046万円)前後なら、納得できるといえるだろう。実際、このG87型BMW M2 クーペのお値段は、6万6090ポンド(約1064万円)からとなる。

ちなみに、6気筒エンジンと6速MTを搭載するポルシェ718ケイマン GTSは、7万ポンド(約1127万円)を超える。コンパクトなM2としては高く感じられるかもしれないが、この仕上がりを知れば、悪くない設定だと思う。

AUTOCARでは、既に新しいM2へ北米で試乗している。8速オートマティックが組まれていたものの、一般道で素晴らしい能力を披露してくれた。

巨大な魅力を生む3.0L直6ツインターボ
 
BMW M2 クーペ・マニュアル(英国仕様)
G87型M2は、現行のBMW M3やM4と密接な関係性を持っている。ボディサイズが大きくなり、車重も増え、小柄で身軽な特長を保てるのか危惧されたが、BMW M社は期待へ応えてくれた。拡大によるリスクは最小限に抑えられていた。

F22型M2が備えていた、自在に振り回せる凝縮感と弾けるように機敏な身のこなしは、確かに多少は犠牲になっている。しかし、姿勢制御は熟成度を増し、新採用のアダプティブダンパーを引き締めれば、乗り心地へ我慢すことなくタイトな走りに浸れる。

加えて、他のMモデルとは異なる個性もしっかり獲得している。大幅に短いホイールベースと、M社が煮詰めたサスペンションやステアリング、アクティブLSDによる相乗効果で、M4クーペに迫る以上ともいえる、快活な操縦性すら備わっている。

現代のMモデルとして不足ない正確性と洗練性を、カーブを攻め込まずとも体感できる。それでいて、M4より意欲的に扱って欲しいと、M2のシャシーは訴えてもくる。コーナーの出口で2速を選び、アクセルペダルを踏み込めば、すこぶる楽しい。

3.0L直列6気筒ツインターボ・エンジンは、回転域を問わず豊かなトルクを生成。レスポンスは鋭く、素晴らしく調律されたサウンドを伴いながらスピードを高める。このユニット自体も、巨大な魅力を生んでいる。

自身に満ち溢れた時間へ没頭できる
 
BMW M2 クーペ・マニュアル(英国仕様)
エンジンの能力を完全に引き出しつつ、バランスに長けたシャシーが叶えるアクセルペダルの加減も交えた操縦性を堪能するうえで、6速MTはカナメといえる存在。まさに全身全霊を投じた、ドライビング体験を享受できる。

8速オートマティックでは手間に感じられるようなつづら折りの峠道でも、マニュアルなら夢中になれる。シフトフィールの手応えと、狭めのペダルレイアウトには、もう少しを求めたいが。

接近するカーブのキツさを読み、ドライバー自ら次のギアを予想する。リアタイヤへかけるべきトルクの量とタイミングを判断し、右足の角度でダイレクトに調整する。自身に満ち溢れた時間へ没頭できることだろう。

新しいM2で6速MTを指定するには、英国では454ポンド(約7万円)の上乗せが必要になる。CO2の排出量も僅かに増えるため、購入時の税金も700ポンド(約11万円)ほど高くなる。だとしても、選ぶ価値はある。

最新のM2には、モダンさとクラシックさが巧みに融合している。扱いやすい操縦性、不足ない動力性能など、多くの強みも備わっている。確かにお安くはないが、先代のM2以上の訴求力がある。スタイリングには、好き嫌いがわかれるとしても。

BMWは、築き上げてきたアイデンティティを宿した、刺激的で手に届きやすいスポーツカーを生み出そうと努めたに違いない。彼らの強みが素晴らしい形で体現された、大成功の仕上がりだと筆者は思う。

BMW M2 クーペ MT(英国仕様)のスペック
英国価格:7万410ポンド(約1133万円/試乗車)
全長:4580mm
全幅:1887mm
全高:1402mm
最高速度:249km/h(リミッター)
0-100km/h加速:4.3秒
燃費:9.9-10.3km/L
CO2排出量:220-228g/km
車両重量:1700kg
パワートレイン:直列6気筒2993ccツイン・ターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:460ps/6250rpm
最大トルク:56.0kg-m/2650-5870rpm
ギアボックス:6速マニュアル
執筆 AUTOCAR JAPAN編集部

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