巨人桑田コーチ昇格、その◯と×

この数年の巨人の投手陣に限らず、野手捕手に至るまで、ソフトバンクと言わずパ・リーグチームの構成に敵うとすら思わないくらい崩壊している。

各選手の力の底上げより、目先の好結果だけを追った交替を優先している。唯一、カレの弱味は投手交替、ダメな先発を引っ張り前半戦で敗色確定のビハインドを負っていた。桑田は人材の精神面の補正だけを受け持ち、高橋らは向上した。ただ、桑田の禁煙禁酒や節制強制をイヤがるベテランは多い。その防波堤として、宮本をチーフに置いていた。

迷将原にとって、桑田がオフからキャンプやオープン戦にかけて皆を底上げしてくれれば、バカなツギハギ起用をせずに済む。

今の巨人、稼働メンバー対比でセ・リーグ2位か3位程度だ。仮に、オリックスやロッテと戦っても、岡本抜きでは1勝もデキなかったろう。

桑田が、巨人というチーム内を見渡せば、突くべきトコは山程ある。選手獲得として節穴だらけのスカウト、選手故障をキチンと復旧デキないトレーナー、経年低下する選手能力を補う指導のデキないコーチ陣、というか、各選手の疲弊状態は巨人の事務職がデータを取ってもわかるハズ。

つまり、桑田に権限を与えると、チームのアラが次々に顕在化し、改善できないなら、桑田が辞めるかチームがバラバラになる可能性すらある。

 

 

 

 

***********************************

巨人投手コーチは桑田補佐が「チーフ」に昇格 原監督の“独裁”ストップ期待にも冷めた見方
11/15(月) 11:00 Yahoo!ニュース
 349
チーフに昇格する桑田コーチ(左)と原監督(C)日刊ゲンダイ
 ヤクルトとのCSファイナルステージで、1勝もできずに終戦となった巨人。シーズンも借金1で3位と惨敗に終わりながら、原監督の続投は決まっており、宮本投手チーフコーチが退任し、責任を取る形となった。

【画像】「カタギに見えない」…清原和博の訪問姿に巨人キャンプ騒然

 昨季リーグトップだったチーム防御率は、今季は3.63で4位。9月に入ると、中4、5日の短い登板間隔で先発投手を5人で回したものの、10連敗を喫するなど、9月以降の43試合で先発に白星がついたのは6試合。宮本コーチは最終戦の後、「(中4、5日は)私の提案。成績が出せなかったのは私の責任」と懺悔した。ただ、さるチーム関係者は「これは原監督が言い続けている構想」と擁護する。つまり、宮本コーチは詰め腹を切らされたということだ。

 代わって来季は桑田真澄投手チーフコーチ補佐(53)が「チーフ」に昇格する。CS敗退から一夜明けた13日には、自身の休日を返上し、ジャイアンツ球場でのファーム練習を視察した。前出の関係者は「開幕前まで『先発は135球で完投して欲しい』などと持論を語っていた桑田コーチも、開幕後は原監督や宮本チーフに気を使って静かにしていました」と言うが、今季の完投数は4でリーグ3位タイ。23試合少なかった昨季と同じ数である。

「カウント途中に中継ぎ投手を投入したり、前半戦から先発を中4日で特攻させたりと、原監督の乱暴な起用法に投手陣は辟易としていた。桑田コーチには『vs原監督』の期待がかかる一方で『抜擢してもらっているんだから無理でしょ』と冷めた見方も広がっています」(前出の関係者)

 桑田コーチには「ぶっ壊れた投手陣の再生」「若手育成」などの使命が課せられる。課題は山積みで、とても原監督と戦っている場合ではないかもしれない。

***********************************