さすがバカの国アメリカ！日本人より優れた体格の近い年代のアメリカ人に、雰囲気だけ二刀流を始めさせたら、大谷に匹敵ないしは優れた二刀流選手がデキるのでは？と考えるのだろう。
大谷を日ハムから見てるから、こんな愚考に陥る。投手を打席に立てて打たせる、打者をマウンドに立たせて投げさせる、投手から転向した打者は結構いるし、イチローや新庄でもメジャーでマウンドに立ったっけ？
しかし、試合の中の打席やマウンドに行くプレッシャー、試合の勝敗を背負って立つプレッシャーをわかっていないのだ。大谷はリトル以降中高生に至るまで、チームの勝敗を背負って４番エースをやって来たのだ。そんな中で３年春の甲子園に出たし、夏は県予選準決勝敗退した。高校選抜では、日本の４番として出た。全てのプレッシャーを背負いながら投手としても打者としても結果を出して来た。
単に物理的に１６０キロ出すだけなら、打球を１２０ｍ飛ばすだけなら、単にエースで４番打つだけなら、佐々木朗希でも良い。実際に、大船渡で４番エースだった。しかし、３年夏の県予選決勝、エスケープした。高野連から高校選抜のオファーにはホイホイ行って、投げたい試合にチョコっと投げただけ。
試合を背負って投げ打つメンタルの純度完成度が、雲泥の差なのだ。
高卒プロ選手での甲子園出場有無や上位進出有無や優勝有無では、完成度に格段の差がある。特に投手としてのメンタル、斉藤と斉藤非難の急先鋒岩本、ダルビッシュと田中将ら、比較して見ればわかる。
単に、そのマウンドその打席、１６０キロ出し１２０ｍブッ飛ばすだけならできるだろう。しかし、大谷ですら、基本投手メインで、日米で３割打ったコトはないし、３０本打ってないのだ。そんなヒト達、ファームを勝ち上がって行けるのか？
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大谷効果！米アマ球界で二刀流急増 そう遠くない「二刀流ＶＳ二刀流」対決
11/23(火) 8:23 Yahoo!ニュース
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カリフォルニア大バークリー校の二刀流ゾバック外野手兼投手（Kelly Cox／KLC Fotos）
ア・リーグMVPに輝いたエンゼルス大谷翔平投手（27）の二刀流の活躍により、米野球界も着実に変わりつつある。全米大学体育協会（NCAA）1部に所属するカリフォルニア大バークリー校は、二刀流選手の育成を積極的に進める。大谷がメジャーに挑戦した3年前に比べ、チームの野手兼任投手の数は倍増した。同校のマイク・ニュー監督（43）が、現状を明かした。
【写真】二刀流ゾバック外野手兼投手の打撃フォーム
「二刀流VS二刀流」の夢の対決は、そう遠くないかもしれない。日本記者クラブで15日に会見を行った大谷は、二刀流を目指す選手が増えつつあることについて「すごいうれしいことだと思いますね」と話した上で、二刀流対決には「そうなったら楽しい」と心を躍らせた。実際に、米アマチュア球界ではその傾向にある。カリフォルニア大バークリー校のニュー監督は「メジャーレベルで両方やっている大谷は、まさにMVP選手。多大な価値をもたらしてくれた」と声を弾ませた。
大学野球では、スカラシップ（奨学金）制度で有望な選手を獲得するケースが多い。かつては、大学側から「投手でやって欲しい」などと告げられ、1つのポジションでプレーする流れがほとんどだったという。だが、同監督は「もちろん、投手か野手か、どちらかで獲得する場合もあるが、両方できる選手を我々は好む。より多くの選手が二刀流でプレーできるか、尋ねてきている。我々の答えはいつも『イエス』だね。少しずつ（野球界が）変わってきていると思う。それを（大谷が）後押ししてくれた」と明かした。
実際に3年前、同校からタナー・ドッドソン投手（24）が、ドラフト2巡目で二刀流選手としてレイズに入団した。また、バークリー校では今年、チーム内の二刀流選手は6人で、3年前の3人から倍増。中でも最も能力が高い二刀流が、3年生のスティーブン・ゾバック外野手兼投手だ。5月23日のカリフォルニア大ロサンゼルス校（UCLA）戦では、5番左翼で出場し、5打数1安打。2点差の9回はクローザーとして登板し、1安打無失点でセーブを挙げた。
同監督は、来季以降は先発で起用する考えもあると明かした。「外野を守らせて、指名打者（DH）で起用して、先発する。大谷と似たような役割になるかもしれない」。メジャーレベルで、シーズンを通じて投打二刀流で戦えることを証明しただけではない。大谷はいまや、米アマチュア球界のお手本にもなっている。【斎藤庸裕】
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