セフィーロ、このクルマのFF化で終わった。

トヨタのマークⅡ・クレスタ・チェイサーに対して、ニッサンスカイライン・ローレルだったところ、新たに追加したのがセフィーロだった。基本は、5ナンバーサイズいっぱいの2リッター6気筒ターボを頂点にしたクルマだった。

ニッサンとしては、スポーティースカイライン、オーセンティックなローレルだったが、ソコにカジュアルなセフィーロを加えたイメージ、井上陽水をCMに起用し、滑り出しは上々だった。

しかし、昭和天皇の病状が危うくなり、それだけで明るいイメージのCMを自粛させられ、番組放送の画面の片隅には天皇の容態データを差し込まれていた。

ニッサン車しか買えない身として、シルビアに乗れなくなった後のクルマとして、このクルマを考えられるようになった。そして、セフィーロにはオーテックバージョンとして、R31スカイラインGTS-Rのエンジン、RB20DET-Rを積んだモデルも出て、自分のイメージは膨らんだ。それは、2.5リッターになっても変わらないだろうと思っていたし、2リッターのままでも良いと思っていた。

しかし、2.5リッター対応により、マキシマとの共有に変わりFF化されるコトになってしまった。

トヨタのマークⅡ3兄弟同様、ニッサンの3車も解体されてしまった。

スカイラインは名前だけだ。反町隆史竹野内豊を乗せても、何も変わらない。

 

 

 

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「くうねるあそぶ」を覚えてる? 日産の新感覚セダン初代「セフィーロ」を振り返る
1/10(月) 10:10 Yahoo!ニュース
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スカイライン」や「ローレル」とは異なる先進性やスタイリッシュさを強調
 日産は1988年に、それまでの「スカイライン」と「ローレル」というミドルクラスセダンの二枚看板に加え、新たに初代「セフィーロ」を発売しましまた。

【画像】あれ? デザインもなかなかイイぞ!? 日産初代「セフィーロ」を見る(13枚)

 
スタイリッシュなボディで走りも優れた新世代のセダン、初代「セフィーロ
 日産がメインターゲット層にしたのは30代前半。「33歳のセダン」というキャッチフレーズで、カッコいい大人に憧れた若者を中心に訴求されました。

 ちなみに初代セフィーロが発売された1988年は、バブルによる好景気で経済が大きく拡大した頃で、青函トンネルが開通したり、東京ドームが完成。巷ではカラオケボックスが人気となり、ファミコンRPGドラゴンクエスト(現スクエア・エニックス)』の3作目が発売され“ドラクエ”が社会現象に。

 初代セフィーロスカイラインやローレルとは異なり、先進性やスタイリッシュさを打ち出したモデルでした。

 登場時は「くうねるあそぶ。」という糸井重里氏によるキャッチコピーや、ミュージシャンの井上陽水氏が出演したTVCMが大いに話題を呼びました。

 スカイラインのBピラー付き4ドアハードトップ、ローレルのBピラーレスハードトップとは異なり、初代セフィーロはオーソドックスな4ドアセダンのボディを採用。

 一方、最新式のプロジェクターヘッドライトやコンパクトなフロントグリルを採用したシャープなフロントマスクと、スマートにまとめられたリアコンビネーションランプ、そしてAピラーとCピラーを寝かせることで伸びやかなラインを創出したサイドビューにより、クラシックとモダンを見事に融合させたものでした。

 また、インテリアのテーマは「くつろぎを感じさせる温かみのある室内」で、インパネやドアトリムなどは滑らかな曲線を多用し、身体にフィットしやすい一体成形によるエルゴノミックシートの採用も特色として挙げられます。

 搭載されたエンジンは、3種類の2リッター直列6気筒エンジンが設定されました。

「タウンライド」グレードには125馬力を発揮するSOHCユニット「RB20E型」、「ツーリング」グレードには155馬力のDOHCユニット「RB20DE型」、そして「クルージング」グレードには最高出力205馬力を誇るインタークーラー付きDOHCターボ「RB20DET型」を搭載。トランスミッションは5速MTと4速ATから選択できました(ツーリングは4速ATのみ)。

 サスペンション形式はフロントがストラット、リアがマルチリンクで、3機種のエンジンにそれぞれ「標準」のほか、スーパーソニックサスペンションと電子制御パワーステアリングを組み合わせた「DUET-SS」、四輪操舵システムの「HICAS-II」の3タイプからサスペンションを組み合わせることができました。

 グレード名には、DUET-SS搭載車にコンフォート、HICAS-II搭載車にスポーツの名が添えられ、例えばコンフォートツーリングやスポーツクルージングなど、エンジンとサスペンションの組み合わせだけで9種類から選択可能でした。

 さらに初代セフィーロでは、複数設定されたエンジンやトランスミッション、サスペンション、ボディカラー、内装の素材やカラーが、好きなようにカスタマイズして購入できる「セフィーロ・コーディネーション」という画期的なセミオーダーメイド方式を採用。

 合計810通りの組み合わせから好みの1台を作り上げることができ、これも登場時のインパクトを高めることとなり、スカイラインやローレルにはない新しい価値を創出しました。

※ ※ ※

 初代セフィーロは1988年から1994年までのおよそ6年間にわたって販売されました。その間、1990年8月のマイナーチェンジでは4WD仕様が設定されたり、1992年5月のマイナーチェンジでは、RB25DE型2.5リッターエンジン搭載車や5速AT仕様が追加されるなどの改良が実施されました。

 一方、セフィーロ・コーディネーションは1990年のマイナーチェンジで廃止されてしまいました。

 そして1994年8月の2代目の登場を機に販売を終了。2代目は「マキシマ」との統合により前輪駆動モデルに変更され、後輪駆動は初代が最初で最後となりました。
くるまのニュース編集部

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