ウデ磨きに何故FRが良いか、わかってないの?

ウデ磨きに駆動方式は関係ない?モータージャーナリストの割に表現が安直じゃん!何故、FRが良いのか、わかってないの?

別に、一番速く走りたいなら、ミドシップや4WDが良いハズ。ただ、クルマには基本的な挙動や対応がある。それらを経験するには、FRが一番感じ取りやすいというだけだ。

端的にFRは、前のエンジンとミッションと後ろの駆動輪のデフをプロペラシャフトで結合するため、重量配分が適正に近い。また、舵を切るフロント、駆動のリヤタイヤのトラクションや荷重変化を分けて感じ取れる。セダンでも2+2クーペでも、コンポーネントのシャフト結合が制震に寄与する。(シャフト結合の制震はFF⇒4WD化でも同じ理屈だ。)

ミドシップやRRは何せ台数少なく、値段も高い。ミドシップは2座が多いし、1台で生活全てを賄うのは厳しい。RRは大抵ポルシェしかなく、入手困難。

4WDは、駆動を4輪に振り分けているので、低μ路では限界高くなるが一般道などでは伝達メカロスや重量増にもなる。

FFは、駆動と旋回を前輪で行う。路面の反力を受けて、エンジン&ミッション&デフ一塊のユニットが振動する。重量配分も前寄りになり、加速では駆動輪に加重できない。

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今やウデ磨きに駆動方式は関係なし! それでもFRが最適と言われる理由とは
6/14(火) 11:00 Yahoo!ニュース
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昔は手ごろに買えるFRスポーツが多かった
 
後輪をスライドさせて華麗に走るドリフトはFRのほうがしやすいのは間違いない
 サーキットに限らずスポーツ走行を楽しんでいる人なら、一度は聞いたことがある「ウデを磨くならFR」という言葉。確かに重量の前後バランスはFFに比べて50:50に近付けやすく、アクセルで流れるリヤを制御するのは後輪駆動の醍醐味だろう。

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 そして現在の年齢が40代の半ばくらいまでのドライバーであれば、若かりしころはAE86レビン/トレノやKP61スターレットなど安価なFRを手に入れやすく、ガンガン走り込んでテクニックを身に付けた人も多いと思われる。でも果たしてFFや4WDは練習に向いておらず、今からでもFRに乗り換えたほうが正しいのか。それぞれの駆動方式による特性の違いや、練習車としての適正について考えてみたい。

FRはテールスライドのしやすさとコントロールが容易
 まずは昔から都市伝説のように推されるFR。前輪で引っ張るFFに対し後輪で押し出すFRは、自然なフィーリングと言われることが多い。またテールスライドを意識的に起こしやすく、アクセルコントロールとカウターステアによる制御、つまりドリフトを練習するには間違いなく最適だ。

 しかし意図的にリヤを流すのはFFや4WDでも可能だし、カウンターステアが重要であることもまったく変わりない。タイミングや細かい操作の違いこそあるにせよ、ドリフトがFRだけの特権と考えるのは間違い。

FFを自在に操るならより正確なテクニックが求められる
 対するFFはアンダーステアが強い傾向にあり、FRに比べ『待ち』が多いというのが通説で、コーナーに入ってからの修正も効きにくい。すなわち適切な進入スピードやフロント荷重の乗せ方、ライン取りなどすべてにおいて正確さが求められる。そういった意味ではFRよりも手強い部分があるし、ウデ磨きに向かないなんてのは勘違いもいいところ。

ひと昔前の4WDの強アンダーがネガな印象を与えたか……
 4WDは優れたトラクション性能から誰でも速く走れる、すなわちウデがなくてもタイムを出せると思われがちだ。電子制御が満載の最新スポーツモデルなら、運転の荒さやミスをごまかしやすい面はある。

 だが昔の4WDはFFと同じかそれ以上にアンダーステアが強いこともあったし、むしろ特性より燃費やチューニング、メンテナンス性(デフが3つあるなど)の面から、ガンガン走り込みたい若者に不向きとのイメージが定着した気がしないでもない。

 結論としてFRはほかの駆動方式よりも低速でテールスライドさせやすく、落ち着いて立て直す操作を練習できるメリットはある。しかしFFや4WDがウデ磨きに不適格なはずもなく、ドラテクが身に付くか付かないかは駆動方式より、練習量や何かしらテーマを決めて走り込むなど、内容の濃さのほうがよほど重要といっていい。
佐藤 圭

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