ルノーアルピーヌA110、名前が悲しい!

世界中の星の数ほどいるハズのモータージャーナリスト、誰1人触れるコトはないのか?

昔の名前、ムリヤリ付ける必要ある?雰囲気は似せた、そんなクルマばっかり。デカくなったミニクーパー、ビートルはRR⇒FF、86/BRZはFR以外何も継いでない。(名前すら継いでない。)レースに関係ないSVJや、なんちゃってカウンタックも出てる。

このクルマはRR⇒ミドシップ、本格的ハンドリングカー?単なるパイクカーになってしまった、悲しさ悔しさを感じる。単に、ルノーアルピーヌのA910とか、A120にすれば良かったし、中途半端なレトロデザインなんかせず、ミドシップに相応しいルックスにすれば良かった。1.8リッターターボで、最高速度300キロ超すスーパーカーにすれば良かった。この車重の軽さなら、ニュルでも7分切れない?今の911GT2や3やAMG-GTやSVJの車重2/3くらいじゃない?

車幅1.7mに収めてくれたら、日本で5ナンバーなのも残念だが、外車だから仕方ない。E46以降のBMW318と一緒だ。

走り味で初代86に影響された?元々、フランス車って直進も旋回も良いと松任谷正隆サンも言ってなかった?日本車FRにフランス車RR⇒ミドシップが、学んでも取り入れられるトコある?

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走り味に影響を与えた1台の日本車とは? 世界一の“ハンドリングマシン”アルピーヌ「A110」の進化を探る
6/28(火) 20:00 Yahoo!ニュース 
心がスッと晴れるドライブフィール
 スポーツカーの魅力は、ハイスピード領域でなければ味わえない……そう感じている人は多いだろう。しかし、それは誤解だ。

【画像】世界でも指折りのハンドリングマシン・アルピーヌ「A110」の魅力を写真で見る(38枚)

 本当に出来のいいスポーツカーは、低い速度でゆっくり走っていても、ハンドリングフィールやエンジンの回転フィールに味わいを感じられるものだし、そのような低いスピード領域でも十分ドライビングプレジャーを味わえる。その代表格が、ここに紹介するアルピーヌ「A110(エー・ワン・テン)」だ。

 
最新フェーズに進化したアルピーヌ「A110」。世界中、数多あるスポーツカーのなかでも、このモデルのドライビングプレジャーは別格
 先ごろマイナーチェンジを受けた最新型「A110」を峠の頂上で受け取り、ワインディングロードを下り始める。久々にドライブする「A110」なので、まずはその感触を確かめるよう、ゆっくり走りはじめたのだが、このモデルは周囲の景色を楽しんでいるかのようなスローペースだったにもかかわらず、筆者の心に強く訴えかけてきた。

 とにかく運転していて気持ちよく、心がスッと晴れたかのような気持ちになれる。それが「A110」というモデルのドライブフィールだ。人間は感動で涙を流す唯一の動物、といわれるが、あまりの爽快さに思わず感極まり、涙が出そうになったほどである。それくらい、世界中、数多あるスポーツカーのなかでも、「A110」のドライビングプレジャーは別格だ。

 そして、ゆったりとしたペースで流した後、スピードを徐々に上げていくと、ドライビングプレジャーの波が盛り上がっていくのを実感できる。心の底から運転する喜びを味わいたいという人にとって、このハンドリングマシンはうってつけの存在といえるだろう。

●上級グレードはエンジンとトランスミッションを強化

 先のマイナーチェンジは、そんな「A110」にとって初の改良となった。ここからはそのポイントについて見ていこう。

 まずスタイルは、基本的に変わっていない。正確にいうと、リアにある「ALPINE」のロゴの下に「A110 S」や「A110 GT」といったグレード名を示すバッジが追加された。しかし従来モデルと異なるのは、たったそれだけだ。

 一方、最新型はグレード構成が刷新された。これまでの「A110ピュア」グレードは純粋な「A110」となり、「A110リネージ」グレードは「A110 GT」へと変更された。そしてシリーズの頂点には、走りのパフォーマンスをより際立たせた高性能モデル「A110 S」が従来から継続してラインナップされている。

 もうひとつ、最新モデルのトピックといえるのがエンジンの進化だ。

 これまで「A110 S」に搭載されていた292psの高出力仕様は、300psへとパワーアップ。この出力アップはブーストアップによってもたらされたもので、副産物として全域でのトルクアップも果たしている。また、それにあわせてトランスミッションを強化するなど、強心臓化への対策にも抜かりはない。

 一方、これまで252psの“標準”エンジンを搭載していた「A110リネージ」は、「A110 GT」へとネーミングが変更されたのに合わせ、エンジンを高出力仕様へとスイッチ。ちなみに、「A110ピュア」あらため「A110」のエンジンは、252psのままで変更はない。

 サスペンションは、スタンダードな“アルピーヌシャシー”と、フットワークなどが強化された“シャシースポール”の2タイプが用意される。それぞれタイヤサイズやコイルスプリングの硬さなどが異なり、「A110」と「A110 GT」には前者が、「A110 S」には後者がセットされる。

 なかでも注目したいのは、300psの高出力仕様エンジンにアルピーヌシャシーを組み合わせた「A110 GT」だ。アルピーヌ・ジャポンによると「『A110 GT』はグランドツーリングを楽しむためのグレードであり、余裕のあるエンジンとアルピーヌシャシーの組み合わせはロングドライブを楽しむためのベストバランス」だという。

「A110 GT」は装備も充実しており、革張りの表皮にリクライニング機構を備えたシートや、フランスのブランド・FOCALのオーディオなど、他グレードと比べて少しだけラグジュアリーな仕立てとなる。

 ちなみに最新の「A110」シリーズは、全グレードのインフォテイメントシステムがApple CarPlayAndroid Auto対応となっている。

いま世界でもっともハンドリングのキレ味がいい1台
 話をドライブフィールに戻そう。

「A110」がゆっくり走っても感動できるドライビングプレジャーを味わわせてくれる秘密は、ステアリングを切った際の反応のよさに尽きる。

 
アルピーヌ「A110 GT」
 よく切れるハサミやナイフは、使う人の意図を理解しているかのように扱いやすく、紙や食材をスムーズに切っていける。しかし、キレ味の悪いハサミやナイフは微妙な力加減が難しく、使っているだけでストレスが溜まる。

 それはクルマだって同じことだ。ドライバーが意図したとおりに、ステアリングを切った分だけ過不足なく曲がってくれるクルマは、コントロールすること自体が喜びとなり、運転していて爽快な気分になれる。「A110」シリーズは、そのさじ加減が絶妙なのだ。

 これほどまでに運転して気持ちのいいクルマは、スポーツカーのなかでも数少ない。筆者が知る限り、いま一般に購入できるスポーツカーのなかで、もっともハンドリングがいい1台だと断言できるほどだ。

●アルピーヌ「A110」の開発に影響を与えた日本車とは

 先述したように、最新の「A110」シリーズには、252psの標準エンジンにアルピーヌシャシーを組み合わせた「A110」、300psの高性能エンジンにアルピーヌシャシーを組み合わせた「A110 GT」、そして、300psエンジンによりスポーティなシャシースポールを組み合わせた「A110 S」という3つの個性がある。

 そのなかで、個人的いいと思ったのがアルピーヌシャシー搭載モデル。休日にワインディングでのドライブを楽しむ程度であれば、シャシースポールよりもアルピーヌシャシーの方がおすすめだ。

 なぜなら、サーキットにおける限界走行領域でのパフォーマンスを考慮し、足回りが締め上げられたシャシースポールの走りは、アルピーヌシャシーのそれに比べてハイレベルではあるものの、軽快感やスッと心地よく曲がる感覚においては、アルピーヌシャシーの方に軍配が上がる。

 アルピーヌシャシーは限界を高めることよりも、コントロール性を重視した仕立て。かつてサーキットでドライブしたときには、コーナリング時にリアタイヤがすべりはじめてからのスライドコントロール性の高さに驚かされた。

 ミッドシップのスポーツカーといえば、リアタイヤがすべりはじめた途端、急激にスピンするモデルも少なくないが、アルピーヌシャシーを採用した「A110」は、まるでよくできたフロントエンジン/リアドライブ車のようにコントロールしやすく、テールスライド自体を楽しめる。

 そんな懐の深いアルピーヌシャシーに高出力エンジンを組み合わせた「A110 GT」こそ、個人的にシリーズのベストチョイスだと感じた。

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 ところで、今回、最新型の「A110」をドライブするに当たって、アルピーヌ・ジャポンの関係者が面白いエピソードを披露してくれた。

 それによると、どうやらアルピーヌは「A110」を開発するに当たり、サンプルとして数台のトヨタ「86」を購入。「86」の走りを深掘りすることで、走る楽しさや、すべるリアタイヤをコントロールして楽しむ歓び、といったものを、徹底的に研究したようだ。ミッドシップカーであるにもかかわらず、「A110」シリーズにテールをすべらせて楽しめる資質が備わっているのは、そうした活動の賜物なのかもしれない。

 ドライビングプレジャーの塊ともいうべき「A110」が、日本のスポーツカーを参考に開発されていたというエピソードを聞いて、ひとりの日本人、そして、ひとりのクルマ好きとして、とても誇らしく思った。

●Alpine A110 S
アルピーヌ A110 S
・車両価格(消費税込):897万円
・全長:4205mm
・全幅:1800mm
・全高:1250mm
ホイールベース:2420mm
・車両重量:1110kg
・エンジン形式:直列4気筒DOHC+ターボ
・排気量:1798cc
・駆動方式:MR
・最高出力:300ps/6300rpm
・最大トルク:340Nm/2400rpm
・燃料消費率(WLTC):14.1km/L
・サスペンション:(前)ダブルウイッシュボーン式、(後)ダブルウイッシュボーン式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッド・ディスク、(後)ベンチレーテッド・ディスク
・タイヤ:(前)215/40R18、(後)245/40R18

●Alpine A110 GT
アルピーヌ A110 GT
・車両価格(消費税込):893万円
・全長:4205mm
・全幅:1800mm
・全高:1250mm
ホイールベース:2420mm
・車両重量:1120kg
・エンジン形式:直列4気筒DOHC+ターボ
・排気量:1798cc
・駆動方式:MR
・最高出力:300ps/6300rpm
・最大トルク:340Nm/2400rpm
・燃料消費率(WLTC):14.1km/L
・サスペンション:(前)ダブルウイッシュボーン式、(後)ダブルウイッシュボーン式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッド・ディスク、(後)ベンチレーテッド・ディスク
・タイヤ:(前)205/40R18、(後)235/40R18
工藤貴宏

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