球速云々言う前に、確認すべきコトない?

スピード云々言う前に、確認すべきコトがない?スピードガンの精度、5~10キロ出る方向に調整されているように思う。それらに全く触れなければ、近々に170キロ出ちゃうだろう。しかし、145キロや150キロソコソコの投手が和田毅など手術経て5~10キロスピード上がっているのは、物理的にもおかしい。

全盛期の桑田真澄と手術後の山岡奏輔を比べて見ても、物理的おかしさが出て来る。2年目頃の桑田真澄でも、150キロ出なかった。山岡奏輔は手術後でも155キロ出ている。桑田真澄と山岡奏輔、カラダつきだけ見ても、高校時代からの心身の鍛練度合いは雲泥の差がある。投げ方の理想度合いは、明らかに桑田真澄だ。この両者を見ても、スピードガンの数値が5~10キロ出やすくなっているのは明らかだ。

大谷翔平と佐々木朗希、物理的に170キロ可能とは言うが、もう大谷翔平はトミー・ジョン手術を1度受けてしまっている。似た体格のダルビッシュ有は、スピード追求を諦めた。佐々木朗希はサイズ的可能性はあっても、現行でもカラダの耐久力や強度も足りない。ボールリリースの指先すら3年前と変わらないコトすら露呈した。

詰まるところ、佐々木朗希にはムリだと思う。高校時代からの心身の鍛練度合いが、大谷翔平藤浪晋太郎と比べて段チで低い。ロッテの腫れ物育成、思った異常に投げさせてない。

筑波大の運痴理論、ロッテ監督コーチ陣に強い拘束になっている。佐々木朗希が1度でも故障したら、両者で責任を擦り合うと思うが。

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大谷と朗希は170キロ超え可能!ポテンシャルではもう一人…球速アップの専門家が語る速球派投手
6/30(木) 20:02 Yahoo!ニュース
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大谷翔平と佐々木朗希。【Getty Images、産経新聞社】
これまで、実に21人もの選手をNPBに送り出し、科学的根拠に基づいた動作指導で多くのプロ選手、アマ選手の指導を行う殖栗正登さん。今年5月には初の著書「ピッチャーズ球速向上プログラム」を発売した殖栗さんに、球速アップに必要な要素と、佐々木朗希の「170キロ」の可能性に言及してもらった。(後編)

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球速を出すために必要な要素は? 日本人は、まだまだ“速く”なる
――これまで、多くの投手の球速を上げることに成功している殖栗さんにお伺いします。ズバリ、「球速を出せる投手」の条件とはなんでしょうか?

殖栗 まずは身体の大きさです。これは本にも書いたんですけど、2020年のNPBの投手の平均身長は182.1センチ、体重が85.4キロ、BMIが25.7です。これくらいのサイズを持つ選手が正しいフォームでボールを投げると、平均して145~150キロくらいの球速が出る。それを考えると、やはり“サイズ”はとても重要になってきます。

――とはいえ、身体が大きい=球が速いとうわけでもないですよね?

殖栗 もちろん、それ以外に必要なモノもあります。体力テストで言えば、背筋力、垂直飛び、握力、回転のパワー。ここが基準を満たしているかどうかも大きなポイントです。いわゆるフィジカルとパワーです。

このふたつが両立できれば、ある程度球速は出ると思います。当然、スキルやメンタルも必要にはなります。プロに行けない投手の多くが、そのうちのどこかが欠けている。私が普段行っている指導は、その中で「何が欠けているか」を見極めてあげて、それを補ってあげることです。

佐々木朗希、大谷翔平は170キロ投げられる?
――今、日本の投手にも「高速化」の波が押し寄せています。160キロを投げる日本人投手もどんどん出てきていますが、その中でも大きな話題を集めているのが大谷翔平選手(エンゼルス)と佐々木朗希投手(ロッテ)。大谷投手は165キロ、佐々木投手は164キロの記録を持っていますが、このふたりがいずれ「夢の170キロ」を出せる可能性はあるのでしょうか。

殖栗 結論から言うと「出せる」と思います。二人とも、先ほど言ったサイズ、フィジカル、スキル、メンタルを兼ね備えている。その中でも「どちらか」と言ったら伸びシロも含めて佐々木投手のほうが可能性は高い気はしますね。比較対象は実際170キロを出しているメジャーリーガーのチャップマンになると思います。まず身長と体重ですが、チャップマンが193センチ、96キロ、佐々木投手が192センチ85キロ。身長はほとんど変わりません。

なのでキーポイントは体重、要は身体作りだと思います。彼はまだ20歳これから筋肉量も増えてくるでしょうから。それだけで球速が上がってくると思います。そのメカニズムですがチャップマンの特徴はストライドの幅の広さです、平均は身長の85%くらいですが彼は身長の120%、ストライド幅は228センチにもなります。そのストライドスピードも平均より15%も速いです。また、セパレイトポジションも65度と平均を大きく上回り、腕の振りの時間もレイトコッキングからのアクセラレーションば平均0.07秒ですが0.035秒であり、リリースの位置も平均より30センチ前と、そのメカニズムにも特徴があります。

僕は170キロは身長、体重、筋肉量、パワー等を含め、このような特殊なメカニズムに必要な柔軟性が最終的に必要と考えていますが、佐々木投手も大谷投手も肩甲骨周囲が異様に柔らかいのをTVで視たことがあります。

そのような土台を考えても、佐々木投手が170キロに到達する可能性は非常に高い。単純に1ファンとしても見てみたいです(笑)。

<編集部注釈>
ストライドスピード→ 体重移動の時間
セパレイトポジション→ 上半身と下半身の分割
レイトコッキング、アクセラレーション→腕の加速時間

今後も日本人投手の球速はどんどん上がってくる
――彼ら以外で、「球速」にフォーカスした時に可能性を感じる投手はいますか?

殖栗 先ほどお話しした「サイズ」のことなどを考えたら、やはり藤浪晋太郎投手(阪神)になると思います。素材だけ考えたら、今ごろメジャーリーグで165キロくらいバンバン投げていても不思議ではない。

――今後も、日本人投手の中から彼らのような160キロオーバーを投げる投手は出てくるのでしょうか。

殖栗 間違いなく出てくると思います。アマチュア野球の段階ですでにレベルが上がっていますし、身長も体重もどんどん大きくなりその最高峰であるNPBにも同じことが起きている。「球速を上げる」ことに関してはある程度の方法論も見つかっていますし、何を、どうすれば、ボールが速くなるかが科学的根拠で説明できるようになった。ポテンシャルの高い選手が正しいメカニクスと、トレーニングを実践すれば、今後も日本人投手の球速はどんどん上がってくると思います。


花田雪
ベースボールチャンネル編集部

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