夏の甲子園やめろ?バカライター達の行き着く結論!

世界ではメジャーなスポーツでも、日本ではあんまり!サッカーも魔法は効かなくなった。あたかも、バカな経済学者達が日本独自を悟るコトもなく、単なる欧米化を推進し、せっかく世界で2番目の経済大国になったのに、この40年かけて欧米の後列に並んで良しとしている。それと同様に、サッカーなどがやる側だけのスポーツと化している。野球は何度も世界一になっている。女子サッカーは世界一になっているが、男子サッカーはどんだけカネ遣っても世界の16位レベルでしかない。サッカーマスコミ自体も低レベル、前回W杯は八百長で漸くグループリーグ突破デキた事実を伏せに伏せている。そのサッカーが欧米真似た素晴らしい組織?イエイエ、30年経っても年金リーグじゃん!

日本のアマチュア野球、特にトーナメント主体のおかげで、10代中盤までの鍛練も定着している。春夏で野球終わるから、秋冬は次のチーム作りに集中デキる。世界的にリーグ戦が主体?負けてもいい試合に真剣に取り組むバカ、いるか?トーナメントの緊張と集中の方が選手の心身の鍛練に寄与するのだ。日本人って、体格的に劣っているコトが多い。欧米真似たヌルい育成環境で、シビれるような場面で活躍デキるヒトが育つと思うか?日本の野球で大谷翔平は育った。サッカー、誰か育ったか?

この手のバカ論展開するヒト、大抵目立ちたがり屋の運痴バカ私大出身者だ。拠り所は欧米、日本独自の在り方を主張デキない。

夏の甲子園をやめたら解決?野球という競技をダメにして、選手育成を絶つため、サッカー他のスポーツにヒトを流出させる狙いか?

少なくとも、素晴らしい運営をなさっている男子サッカー、遣ったカネの割に成果はない。収入がゼロ2つ少ない、女子は世界一を争うのに。

机上の空論としか言わない!

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もう夏の甲子園はやめませんか?高校野球を巡る諸問題はやめれば解決する
8/6(日) 8:06 Yahoo!ニュース
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大阪大会決勝で大阪桐蔭を破って甲子園出場を決めた履正社ナイン(写真:共同通信社
 8月6日、第105回全国高校野球選手権記念大会、いわゆる「夏の甲子園」が始まった。出場校は49校。輝く栄冠を手にするのは、どの高校か。固唾をのんで、テレビの甲子園中継に釘付けになる人もいるだろう。

【写真】2012年春の甲子園大会で、大阪桐蔭の藤波晋太郎から先制本塁打を打つ花巻東大谷翔平

 しかし、小林信也氏(作家・スポーツライター)と玉木正之氏(スポーツ文化評論家・日本福祉大学客員教授)は、ともに「真夏の甲子園はやめたほうがいい」と主張する。

 夏の甲子園の何がいけないのか、高校野球はどうあるべきなのか、日本野球界が抱える問題とは何か──。『真夏の甲子園はいらない』(岩波書店)を上梓した、小林氏と玉木氏に話をきいた。(聞き手:関 瑶子、ライター・ビデオクリエイター)

 ──本書『真夏の甲子園はいらない』で、小林さんは真夏の甲子園はやめよう、と呼び掛けています。なぜ、そのような考えに至ったのでしょうか。

 小林信也氏(以下、小林):直接的な要因は、昨今の異常なまでの暑さです。

 数年前まで、僕は中学硬式野球の監督をしていました。ある日、40度近い炎天下で1日に3試合をこなしたところ、熱中症で一人の生徒が倒れてしまった。幸い、救急車で病院に搬送してもらい、事なきを得ました。これは僕にとって、猛暑下で野球をすることの危険さと、野球、特に高校野球の認識を大きく変える出来事でした。

 教え子に取り返しのつかないことが起こった場合、僕自身、指導者として責任の取りようがありません。他の指導者の方にも、その点について徹底的に考えていただきたいと思っています。

 また、高校野球は主にトーナメントで実施されます。そのためか「勝てばいい」という考え方がはびこっています。甲子園に出場するような強豪校ほど、勝つために卑怯なプレーをしがちです。

 一例を挙げると、セカンドランナーが対戦相手のキャッチャーのサインを見て、バッターにサインを出す。禁止行為ですが、強豪の中には巧妙にやるチームがあります。セカンドランナーが素早くリードしたときは直球、ゆっくりリードしたときには変化球。審判もこの動きは駄目だとは言えない。

 そういうことを知らずに、純粋に高校野球を見ていらっしゃる方がほとんどかと思います。でも、残念ながら高校野球はそういう世界なのです。

 玉木和之氏(以下、玉木):負けたチームが次はどうやれば勝てるのかを考え、次の試合に挑む。それによって、チーム全体が、個々の選手が高まっていく。これがスポーツの醍醐味です。

 トーナメントでは、「次の試合」はありません。トーナメントが浸透しているスポーツ(球戯)は、世界中で日本の高校野球くらいのものです。

■ 全国の野球活動をとりまとめる組織は存在しない! 

 小林:世界的に見ても、野球のやり方はリーグ戦が主流です。

 ただ、甲子園のように多くのチームの中から1チームの優勝者を決めるためには、トーナメントが手っ取り早いのだと思います。

 玉木:先ほど申し上げたように、トーナメントでは負けたら終わりです。

 そうなると、勝てる戦術しか使わない。強豪校には、多くの素晴らしい選手がいますが、勝てる選手しか使わない。多様な戦術や様々な選手のプレーが表現されることもスポーツの醍醐味で、面白いところですが、トーナメントにより、その面白さが失われてしまっている。

 もう30年近く前の話ですが、元プロサッカー選手のセルジオ越後さんに、甲子園について聞かれたことがあります。「なぜ応援団の中にユニフォームを着た選手がたくさんいるんだ?」「なぜ選手なのに試合に出ないのか?」「補欠って何?」

 私は、はじめは何を聞かれているのか理解できませんでした。100人以上の部員がいる強豪校であれば、ベンチ入りできなかった選手は応援に回る。これが当然だと思っていたのです。

 セルジオ越後さんは「選手には試合をやらせるべきだ」と仰っていました。ベンチ入りできない選手をレベル別に分けて、Aチーム、Bチームを作って試合をさせればいいじゃないか、と。

 ──セルジオ越後さんのお話があったので、サッカーと野球の組織の違いについて、お話を伺えればと思います。

 小林:サッカーと野球では、組織の作り方が全く異なります。

 サッカーは、日本サッカー協会の傘の下ですべての活動が行われています。Jリーグを設立するときに、ヨーロッパのサッカー組織を手本にしたのです。Jリーグなでしこリーグ全国高等学校サッカー選手権大会はもちろんのこと、少年サッカークラブの運営まで、すべて日本サッカー協会が統括しています。

 一方で、2023年現在、日本全国の野球活動をとりまとめる組織は、存在しません。

 玉木:日本の野球組織を理解するには、日本の野球史を振り返るとわかりやすいと思います。

■ 野球の発展を阻んだメディアとオーナーの罪

 玉木:日本の野球で最初に脚光を浴びたのは六大学野球です。次に甲子園、高校野球が人気を集めるようになりました。戦前から現在に至るまで、甲子園で高校野球を主催しているのは朝日新聞社です。

 ただ、戦前には、甲子園を運営するための組織は存在しませんでした。

 戦後、GHQからの要請もあり、1946年に現在に続く日本高等学校野球連盟高野連)が設立されました。高野連は、あくまでの「日本の男子高校野球」を統括する組織です。

 プロ野球日本野球機構、社会人野球は日本野球連盟大学野球全日本大学野球連盟、女子硬式野球は全日本女子野球連盟が統括しています。

 さらに言うと、現在の日本の野球は読売新聞社プロ野球を、朝日新聞社夏の高校野球を、毎日新聞社が社会人野球と春のセンバツを運営しています。牛耳っている、という言い方もできます。

 同じ「野球」であるにもかかわらず、組織が完全に分断されているのです。

 小林:サッカーがヨーロッパの組織運営を真似たように、日本もMLB(米大リーグ)の組織運営を真似ればよかったのです。

 でも、日本ではサッカーのように組織を運営するという考え方は排除されてきました。その理由は、各メディアやプロ野球12球団のオーナー企業の利権を守りたいからに他ならない。

 全国の野球を統括する組織があれば、日本中にJ2やJ3のような野球リーグができていたと思います。そうなれば、より多くの人が野球をプレーすることができ、地域に根差した普及発展ができたはずです。

 僕らがこの本を書いた理由の一つは、日本野球界のそういった問題を、皆さまに知ってほしかったからです。

 本来であれば、メディアが問題提起をすべきです。しかし、メディアがそれを取り上げるはずがありません。メディアが主催者なのですから。

■ 「夏の大会」の時期が動かせないのは本当か? 

 ──先ほど、セルジオ越後さんの「補欠でAチーム、Bチームを結成し、試合をさせる」というご提案がありました。なぜ、このアイディアは実現されないのでしょうか。

 小林:「時間がない」「場所がない」というのが、関係者側の言い分だと思います。

 僕は、夏の大会の時期を秋にずらせばいいと考えています。土日のみで、各学校の野球グラウンドを利用して試合をすればいいというのが僕の発想です。

 甲子園に出場するような強豪校のほとんどが、毎週末、遠方まで練習試合に行っています。そのような学校のほとんどはマイクロバスを所有しています。土曜日に出発して試合をし、日曜日に帰って来る。これは既に当たり前にやられていることです。

 つまり、甲子園の試合を土日でやることは、それほど難しいことでもないのです。

 高校野球においては、甲子園のみがものすごい価値があるような捉え方が、長きにわたってされてきました。そろそろ高校野球に新しい価値を見出し、それを発信していく時代に入りつつあるのではないでしょうか。

■ NHKは甲子園中継をやめるべき

 玉木:新しい価値を発信していく、広げていくためには、マスメディアの力は必要不可欠です。しかし、高校野球をはじめとする野球を支配しているのはマスメディアです。そのため、問題が山積していても誰も何も言えない、動けないし、動かない。

 小林:僕は、高校生の部活動を何週間にもわたりNHKが全国ネットで放送することに疑問を感じています。甲子園中継をやめさえすれば、高校野球を取り巻くだいたいの問題が解決するのではないでしょうか。

 あれほどまでに注目されることがなければ、過剰にスター化することもなくなります。強豪校が学校経営の手段として野球を利用することも少なくなるでしょう。そうなれば、中学生も高校生も、時代錯誤なスパルタの練習から解放されて、のびのびと野球を楽しむことができるようになるはずです。

 玉木:MLB評論家の福島良一さんのお話によると、米国の高校野球はリーグ戦が主流です。3月~6月にかけて、地区リーグ、州リーグで戦います。各学校、部員数は20名程度。皆、野球に加えて他のスポーツにも取り組んでいるそうです。

 リーグ戦で活躍した選手は、夏になると野球スカウトイベント「ショーケース」に招待されます。ショーケースには、MLB球団や大学のスカウトもやって来ます。

 ショーケースに出場する高校生の多くは、MLB球団からドラフト指名されたり、奨学金を得て名門大学に進学するそうです。日本の高校野球でも、こういった仕組みを取り入れていってほしいと思います。

■ 高校野球を高校生の手に戻そう

 ──最後に、野球、特に高校野球に関わっている方に、メッセージをお願い致します。

 小林:高校球児に対しては、野球以外にも、もっと楽しい高校生活がある、ということを知って欲しいと思っています。

 多くの高校球児が時代遅れなストイックなことをして、妙な優越感に浸っているかもしれない。そんな優越感は捨てて、15歳から18歳という大切な時期を存分に楽しんでほしい。

 先生や指導者の方に対しては、高校野球なのだから高校生にすべてを任せてみてはどうかと提案したい。

 スタメンを決めるのも、戦略を考えるのも、大会の運営を行うのも、高校生がやってもいいのではないでしょうか。高校生が自分たちができることを考え、大人がそれをサポートする。そのほうがよっぽど社会勉強になると思います。

 大人の方々にお願いです。高校野球を、高校生の手に、戻してあげてください。

 玉木:私も、高校生に対しては野球だけやるのはやめなさいと言いたい。野球以外に他のスポーツや部活動、ボランティア活動など幅広い経験をしてほしい。それは、野球のためにもプラスになる活動だと思います。

 経験の幅が広ければ広いほど、人生の選択肢は増えていきます。様々な経験をして、大人になる準備をすることが高校生活の意義ではないでしょうか。
関 瑶子
 
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